破裂したガス缶が突き刺さる写真が話題。炎天下の車中の温度はどのくらい?

カテゴリ:暮らし

  • 暑さの影響?破裂したガス缶が天井に突き刺さる写真が話題
  • ガス缶は40℃以上の気温下では破裂や爆発する危険性も
  • 外気温35℃の炎天下では車内最高温度が57℃にも達する

SNSに投稿された車中の写真が話題に

ツイッターより

7月15日昼頃、SNSに投稿された写真が話題になった。
車の天井に缶のような物体が突き刺さっている写真だ。

投稿者は、アカウント名「おかず@ハンドガンナー初心者」さん。

車の中に置いておいたガス缶が破裂、内側から車の天井部分に突き刺さっていたのだという。

撮影場所は福岡県北九州市。
気象庁のホームページによると、当日の福岡県内の最高気温は34.8度だった。

ガス缶は40℃以上の温度になる場所に置くと危険

写真のガス缶は、通称“サバゲー”と呼ばれる銃器を用いた戦闘を模す遊び「サバイバルゲーム」で使用するもの。
“サバゲー”で使用する武器のエアガン用のアイテムで、BB弾を発射するためにエアガン本体に事前に注入する“専用ガス”の缶”だ。

ネットでも販売されている当該のガス缶をみてみると、本体には注意事項が記載されていて、
「高温にすると破裂の危険があるため、直射日光や暖房機器等の近くなど温度が40℃以上となる所に置かないこと」とある。

独立行政法人・国民生活センターHPにもガス缶の使用・保管時の注意事項として、
「炎天下など温度の上がるおそれのある自動車内、直射日光の当たる場所には保管しないこと」
と記載されている。

エアコンをつけていない車内平均温度は40℃以上

「真夏の炎天下で車内温度がどのように変化するか?」

JAFが行ったテスト結果がホームページに公開されている。

テスト条件は
・実施日は2012年8月22日・23日
・場所は埼玉県戸田市の屋外駐車場
・天候は晴れ、気温は35℃
・計測時間は午後12時から午後4時までの4時間。
・計測方法は駐車条件の異なる車両(ミニバン)5台の車内温度を測定

というもの。

 ミニバン5台の内訳は
①対策なしの黒色車両
②対策なしの白色車両
③サンシェード装着済の白色車両
④3㎝窓開けした白色車両
⑤エアコンを作動させた白色車両

その結果が下記のグラフや表でまとめられている。

JAFホームページより

エアコンを作動させていない車4台は、いずれも実験開始から30分程度で車内温度が40℃を突破することが読み取れる。

窓を3㎝開けている車でさえも社内平均温度42℃、同最高温度は45℃だった。

投稿者の駐車した状況と比較検証してみる

JAFのテストは最高気温35度を観測した日の正午~午後4時まで埼玉県内で実施。

一方、写真が投稿された15日の福岡県内の天気は晴れ、最高気温は34.8℃。

おかず@ハンドガンナー初心者さんによると
「車の色は黒系。駐車した場所は炎天下だったが、サンシェードは使用しなかった」
という。

今回の駐車時間が午前8時~正午頃だったことを踏まえても、車中の温度がガス缶の注意事項で書かれている“40℃”を大きく超えていた可能性が高く、断定はできないが、暑さの影響で破裂したと考えるのが妥当と思われる。

「他人様にご迷惑をおかけしなかっただけでも良かった」

おかず@ハンドガンナー初心者さんはフジテレビの取材に対し
「他人様にご迷惑をおかけしなかっただけでも良かったです。自分のことを棚にあげることになりますが、(この投稿が)他の方の注意喚起になれば幸いです」とのコメントを寄せた。

23日には埼玉・熊谷で国内歴代最高気温を更新

7月23日は、関東から西は記録的な暑さになり、東京都心は39.0℃、埼玉・熊谷では41.1℃を記録。
1961年の観測開始以降、東京都心は観測史上3位の暑さ埼玉・熊谷は5年ぶりに国内歴代最高気温を更新した。

車中に放置する物は要注意

気象庁によると、東日本、西日本では、8月上旬頃までは最高気温が35℃以上の猛暑日が続く地域もあるという。

夏といえばBBQやキャンプなどアウトドアが楽しめる季節。コンロ用ガス缶や消臭用や制汗用のスプレー缶など持ち歩く機会は少なくない。

熱中症など健康管理に注意するのはもちろんのこと、車を駐車する際は、車中に置いた物にも注意が必要だ。

“危険な暑さ”から身を守るの他の記事