国内史上最高の暑さ…熱中症になりやすい“汗腺弱者”とは?

カテゴリ:国内

  • 体温調節がしにくい"汗腺弱者"とは? 専門家が解説
  • 子供の熱中症 "直接触れて"チェックを 
  • 汗腺鍛えるため「水分補給忘れず、なるべく汗をかいて」

日本列島は23日も広い範囲で高気圧に覆われ、埼玉県熊谷市では国内の観測史上最高となる、41.1℃を記録した。

さらに東京都青梅市では、都内初の40℃超えとなる40.8℃を記録。今までに経験したことのないような暑さとなった。
連日暑さ対策を伝える「直撃LIVEグッディ!」は“汗腺弱者”について取り上げた。
 

広瀬修一フィールドキャスター:
熱中症になりやすい体質の方がいるんです。それが、“汗腺弱者”。

"汗かきにくい"高齢者や子供は注意!

<“汗腺弱者”とは>
・汗腺の機能が不十分な人のこと→高齢者や子供、運動不足の人、糖尿病など持病を患っている人など

 

広瀬:
汗をかくメカニズムを説明します。まず暑さを感じて、その暑さが脳に伝わることで、汗をかくような指令が出されます。そして汗が出て、汗の蒸発とともに皮膚の熱を下げていくというシステムです。その機能が衰えてしまっている方が“汗腺弱者”ということです。どのような熱中症リスクがあるのか見ていきましょう。

<高齢者の熱中症リスク>
・高齢者は若者と比べて汗をかきにくく、熱が体にこもりやすい

・発汗機能の低下は下肢に現れやすいため、顔の汗が多くても体の汗は少ない場合もあり、油断は禁物

<子供の熱中症リスク>
・10歳以下の子どもは汗腺が未発達で、大人の約40%しか機能しない



広瀬:
子供が注意しなければならないのが、熱中症の見分け方です。顔の汗腺は発達しているので、発汗し顔は赤くなります。しかし手足など体の先の方は汗腺が未発達で、発汗できず熱がこもります。顔は汗をかいているのに、手足が汗をかかずに熱があるという場合は、熱中症を疑ってください。年齢によってはお子さんが自分で熱中症という症状を訴えるのは難しいので…
 
長谷川聖子(メディアプロデューサー):
手足は熱がこもるんですね!子どもは汗っかきという印象がありました。

三宅康史氏(帝京大学医学部付属病院高度救命救急センター長):
子供は“放熱”といって、熱を直接空気中に捨てることによって体を冷やしているんです。大人は汗が乾く“気化”によって体を冷やしています。実は“気化”はとても効率が良くて、子供は効率が悪いんですね。小さい分はやく熱くなってしまうという点もありますが…熱中症を疑う場合、直接触ってあげるのが一番いいと思います。ものすごく熱くなりますから。
 
熱が体にこもりやすい“汗腺弱者”。この猛烈な暑さに対して、どのような対策をすればいいのだろうか。

対策は?「どんどん汗かく生活を」

<“汗腺弱者”の有効な対策は>川越救急クリニック木川英副院長によると…

・室内でストレッチなど運動をすることで血流UP、新陳代謝UP → 脂肪が燃焼し汗をかきやすくなる

・入浴後、裸のままエアコンの風を浴びない → 開いた汗腺がしぼみ、機能が低下してしまう

 

広瀬:
とにかく、汗をかく生活は悪くない、むしろ汗をかいた方がいいということですよね。

三宅氏:
その通りです。せっかくある汗腺ですから、どんどん使ってください。入浴後に関しては、冷たい風をあびて、汗腺を鍛えることもできます。開いた汗腺をぐっとしめる、またお風呂に入って開く、冷たい水を浴びてしめる、そうやって鍛えることも方法の一つかもしれません。

トレンディエンジェル斎藤:
お風呂から出るとき暑いので、僕は水でしめてから出たりしちゃうんですけど…

三宅氏:
僕は悪いことじゃないとおもいます。暑いまま出ると、熱中症になってしまう可能性もありますから。自律神経を鍛えるという意味では、体にとってはむしろ健康的な部分もあると思いますよ。

安藤優子:
先生、そういえば聞きたいことがあって。私、きのうものすごく汗をかいたんです。暑いな~と思ってお風呂入って、出てきてちょっと涼んだら、突然足がワナワナけいれんしたような感じになったんですけど…それって熱中症ですか?

三宅氏:
それはもう、脱水症状そのものです!

スタジオ:
え~!!

八嶋智人:
安藤さん!気を付けてください!

三宅氏:
汗をかく、お風呂に入る、そうすると体の中の水分がどんどん失われていきます。途中で必ず水分補給をしてくださいね。

 
自分が思っているよりも、体内の水分が失われている場合があるため、汗をかいたら水分補給を忘れずに行ってほしい。


(「直撃LIVE グッディ!」7月23日放送分より)


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