脳梗塞と思ったら熱中症…“酷暑”影響で「病気も悪化しやすい」病院長が警鐘

  • “猛暑列島” 学校での熱中症相次ぎ生徒搬送
  • “ろれつ回らない”脳梗塞と思ったら熱中症
  • 「病気悪化しやすく発見遅れやすい」と警鐘

猛暑となった列島で学校での熱中症相次ぐ

20日も猛暑となった列島では学校での熱中症が相次いだ。
広島市の高校では、市内のグラウンドで体育祭を行っていた生徒が、熱中症とみられる症状を訴えて少なくとも21人が搬送された。いずれも軽症だという。

さらに名古屋市の高校では終業式の後、女子生徒4人が体調不良を訴え、搬送された。

また大分県豊後高田市では、屋外の車庫で80歳の男性が熱中症とみられる症状で死亡するなど、20日はこれまでに2人が死亡している。

兵庫県豊岡市や福岡県太宰府市、京都市で38度以上を観測。
京都市では38度を超える日が一週間続いており、これは観測史上初だ。

長く続く暑さは人々の身体に大きな負担となっている。

24時間態勢で救急患者に対応する東京都足立区の病院には、連日熱中症患者が搬送されている。

部屋で冷房つけず熱中症に…男性入院

20日午後2時ごろに搬送されてきたのは、65歳の1人暮らしの男性。
昼間に冷房をつけず寝ていて、その部屋の気温は35度ほどになっていたという。

熱中症と診断された男性は大事を取って2日ほど入院することになった。

“ろれつ回らない”脳梗塞と思ったら熱中症

また外来で診察に訪れた85歳の女性は、家族に気になる症状を指摘されていた。

それは“ろれつが回らない、まっすぐ歩けない”。
このような症状から家族に脳梗塞を疑われて受診しに来たという。

しかし診断結果は熱中症だった。

暑さ影響で「病気悪化しやすく発見遅れやすい」と警鐘

熱中症と脳梗塞では、めまいや話しぶりがおかしいなど共通する症状があるという。

一方で、異なる症状としては脳梗塞の場合、左右の手足のどちらかにしびれが出るのに対し、熱中症では左右同時にしびれが出る点があげられるという。

大高病院の大髙院長は「もともとの病気が悪化しやすい。発見が遅れやすいっていうがある」などと長引く暑さの影響は、熱中症に加えてそのほかの病気にも及ぶ恐れがあると指摘する。

これからも続く危険な暑さ。
小さな体調の変化に自身も、そして家族もより気を配る必要がありそうだ。


(「プライムニュース イブニング」7月20日放送分より)

“危険な暑さ”から身を守るの他の記事