“伝説のシューズ職人”と「ニューバランス」がタッグ。東京五輪へ向けた狙い

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  • ニューバランスが、シューズ職人 M.Labの三村仁司氏と契約
  • 女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん、野口みずきさんや箱根駅伝4連覇中の青学大の靴を担当
  • ランニング業界で起きる地殻変動

カジュアル層だけでなくスポーツエリート層へ

シューズ職人の三村仁司さん

オリンピックで「金メダル」をもたらし、箱根駅伝では「絶対王者」の足元を支えてきたシューズ職人、M.Lab(ミムラボ)の三村仁司さん(69)。

そんな伝説のシューズ職人にオファーをかけたのは、履き心地の良さとコーディネートのしやすさから、今、カジュアルシーンで大人気の「ニューバランス」。

2020年の東京オリンピックを見据え、カジュアル層だけでなく、スポーツエリート層にニューバランスを浸透させようと、パートナーシップを組んだのだ。

「ニューバランス」

三村さんの靴といえば、女子マラソンの高橋尚子さん、野口 みずきさんが、彼が手がけたシューズで金メダルを獲得。

三村さんは、アシックスで40年以上オーダーメードシューズを作り、その後は「アディダス」とパートナー契約。
この時には、箱根駅伝で4連覇を達成中の青山学院大学の靴も担当した。

厚労省が「現代の名工」として表彰

その手腕は、厚労省から「現代の名工」として表彰されるほどで、まさに伝説のシューズ職人。

メジャーや特殊な器具で、足の細部まで丁寧に計測。

これまで培ってきた感性を生かし、左右の足の長さの違いや幅の特徴などから、その人の足の特性を判断。
それを補い、フィットする靴を作るという。

三村さんは、「出すからには完璧に近い、自信があるものを出したいという信念を私自身が持っていますので。私が納得するということは、皆さんも納得してもらえると思います」と話す。

特殊な器具で足の細部まで計測

ランニング業界で起きる地殻変動

「アシックス」、「アディダス」と渡り歩いたシューズ職人の三村氏の今回の起用。

背景には今、大手スポーツブランドの「ナイキ」がその勢力を拡大するなど、ランニング業界で起きる地殻変動を生き抜くためだという。

また、アスリートシューズの強化がもたらす、もう1つの効果への期待もある。

ニューバランスDTC & マーケティングの鈴木 健ディレクターは、「トップ層のランナーが、非常にかっこいい形で三村さんの靴を履いていただければ、カジュアルユースの人でも、『自分のスタイルに取り入れたい』ということが起こり得る。『アスレジャー』という言葉がある。カジュアルの世界に、よりスポーツ的な要素が増えていくと思う」と話した。

NewsPicks最高コンテンツ責任者の佐々木紀彦氏は、「スニーカーはビジネスパーソンも非常に多く履いていて魅力的。三村さんの技術でアスリートだけでなく、テクノロジーを使ってデータ分析を行い、自分の足にあった靴を作っていけたら良い。3D プリンターなどを使ったカスタマイズ靴はアディダスなどが始めているようなので、誰もがそういった技術をそれほど高額でなく味わえる未来が来るのではないかと見ている」と期待を寄せる。

(「プライムニュース α」7月19日放送分)

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