【パラアスリートの言魂】パラ走り幅跳び 中西麻耶

カテゴリ:芸能スポーツ

  • パラ走り幅跳び中西麻耶選手が目指すのは前人未到の6m
  • アジア記録を持つが6mの壁を越えるためにチームを組んだ
  • 「チームという選択肢は義足の次に大事」

前人未到の記録『6m』を目指す義足ジャンパー、中西麻耶選手。

2016年リオデジャネイロパラリンピックでは5m42の記録で4位と、メダルまであと一歩に迫った。

自己ベストはアジア記録でもある5m51、そして彼女が戦うT64クラスの世界記録は5m83だ。

『6m』を目指すために

「麻耶ちゃんは行動力と向上心が凄いなと思っています。自分で納得しないと練習もなかなかやめないですし、僕らスタッフもそれに負けないように試行錯誤しながらやっていきたい」と語るのは、梶原進一コーチだ。

『6m』という記録は、義足ジャンパーにとって前人未到の領域。

「やっぱり目標が高くなればなるほど、一人じゃ抱えきれないものがたくさん出てくるんです」と話す中西選手は、その前人未到の領域との差である「49cm」を埋めるため、チームを結成するという方法を選んだ。

「チーム中西」のメンバーは、体の使い方を細かくみるピラティスコーチの川本紘美さん、義肢装具士の齋藤拓さん、そしてチームのメードメーカーでもある梶原進一コーチ。

中西選手は、チームを組むことで練習に対する自分への甘さがなくなり、責任感が大きくなったという。

「チームは義足の次に大事」

組んで間もないチームだが、「チームという選択肢は義足の次に大事」という彼女にとって、なくてはならない存在になっている。

試合会場に行けないときでも、チームで連絡を取り合いながら、3人の専門家が3つの知恵を出してくれることで、自身の成長に繋がる。

助走を変えたり、義足の角度を変えたり、試行錯誤を繰り返しながら、チームと目指すのは前人未到の記録だ。


中西選手は笑顔で語る。

「幅跳びの選手の中で、私は身長が一番低い方だと思うんです。その選手が一番最初に6mを飛ぶってスカっとしません?」

2020年、まだ誰も到達していない場所にたどり着いた彼女はきっと、最高の笑顔を見せてくれる。

中西麻耶(ナカニシマヤ)

1985年6月3日生まれ 33歳 大分県出身 うちのう整形外科所属。
高校時代はソフトテニスの選手としてインターハイ及び国民体育大会に出場。
2006年に仕事中の事故で右足ひざ下を切断。
2007年から陸上を始め、翌年の北京大会から3大会連続でパラリンピックに出場。
2016年リオデジャネイロパラリンピックでは5m42の記録で4位と、メダルまであと一歩に迫った。
自己ベスト 5m51(2016年5月1日 第27回日本パラ陸上競技選手権大会)

(PARA☆DO!:毎週水曜夜10時54分放送
 https://www.fujitv.co.jp/sports/parado/

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