東京医科大学“裏口入学” 点数かさ上げはどこまで組織的?

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カテゴリ:国内

  • 東京医科大学の臼井正彦理事長と鈴木衛学長が辞任
  • 大学にとっては補助金の金額よりも研究がブランド化されることに価値
  • 入試の点数かさ上げは、クロスチェックもあり、常識的には現場の教員にはできない

臼井理事長と鈴木学長が辞任

文部科学省の前局長による受託収賄事件で、贈賄側の東京医科大学の理事長と学長が辞任した。

文科省前局長の佐野 太容疑者(左)と東京医科大学の臼井正彦 前理事長(右)

東京医科大学・行岡哲男常務理事は6日、「多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことをまずもって大学を代表して、おわび申し上げたいと存じます」と謝罪した。

東京医科大学の臼井正彦 前理事長は、文科省前局長の佐野 太容疑者(58)に支援事業の対象校に選ばれるよう便宜を図ってほしいと依頼し、鈴木衛 前学長とともに、佐野容疑者の息子を不正に入学させた贈賄の疑いで、東京地検特捜部の捜査を受けている。

鈴木衛 前学長

大学によると、6日、提出された理事長と学長の辞表は、受理されたということで、大学側は、第3者委員会による調査も検討するとしている。

また、佐野容疑者の息子は、事件発覚後、大学を休んでいるという。

「常識的には現場の教員ではできない」

この事件について、津田塾大学の萱野 稔人教授は、「今回問題となっている補助金は、大学の研究をブランド化するということで下りている。大学ごとの競争が激しくなっている中で、大学にとっては貰える金額よりも大学の研究がブランド化されるというところに価値があり、それが背景にあると思う」と話す。

そして、「大学の人間として重要だと思うのは、入試の点数をどうやって学長や理事長の声一つでかさ上げできたのか。常識的には、現場の教員ではできない。クロスチェックもあるし、どの受験生を採点しているのかもわからなくなってくるので、どこまで組織的になっていたのか解明が必要」と指摘する。

(「プライムニュース α」7月6日放送分)

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