「水が飲めないのでトイレの水を…」 スポーツ名門校にあった驚きの“禁止ルール”

  • 横浜高校ではOBがバッティングゲージやブルペンを寄贈
  • 東福岡高校は選手が酸素カプセルなど最新設備を使える
  • 90年代にはスポーツ名門校に驚きの“禁止ルール”があった

先日まで開催されていたロシアW杯で活躍した長友佑都選手の母校、東福岡高校。
松坂大輔選手など、現役プロ野球選手の高校別輩出数が18人と最も多い横浜高校。
プロの世界で活躍するスポーツ選手の多くは、スポーツ名門校出身だ。

7月22日に放送された「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系列)では、スポーツ名門校のOBが登場し、名門校だからこその先輩後輩関係や、部活にあった驚きのルールなどを明かした。

OBが母校にブルペンを寄贈!?

神奈川県の横浜高校は、甲子園出場32回を誇る硬式野球部が有名だ。
高校野球史上唯一の4冠を達成し、平成の怪物・松坂大輔選手や横浜ベイスターズ不動の4番・筒香嘉智選手など、これまでに64人のプロ野球選手を輩出している。

その硬式野球部出身の多村仁志さんは、横浜高校に在籍していた頃、同じくOBの愛甲猛さんが金属バット数十本送ってくれたことを話し、OBからの寄付が凄いと発言。

自身の寄付については、「母校が甲子園に出たら、ボールを20ダースくらい必ず送っていました。1つ1200円くらいしますので、まあいい金額になるとは思うんですけどね」と笑いを誘うと、小・中学時代は日本代表として活躍し、1学年3人しかいない野球奨学生として横浜高校に入学したタレントの上地雄輔さんからは「いやいや、多村さんはもっと寄付しなきゃダメな人ですよ」と突っ込まれていた。

そんな上地さんは母校にバッティングゲージを寄贈、OBの筒香選手はウエイトトレーニング部屋を、昨年プロ野球選手となった増田珠選手はブルペンを寄贈したという。

東福岡高校で有名なのはサッカー部だ。
327人と全国最大規模の部員数で、史上初の高校サッカー3冠を含む、7度の全国制覇を達成、OBにはW杯で活躍した長友選手がいる。
サッカーではFIFAが定めた、移籍金の5%を、選手が23歳までに所属したチームなどに分配する「連帯貢献金」という制度があり、長友選手のこれまでの移籍金で、700万円ほどが分配されていると言われている。

柔道部OBで元プロレスラーの佐々木健介さんは、寄付について尋ねられると「休みの日に行って飲み物を差し入れしたり、顔を見せて『頑張れよ』って…。気持ちですよ!」と最後は大声を張り上げ、スタジオが笑いに包まれた。

スポーツ名門校では、OBの活躍と支援で、さらに強くなるという循環があるようだ。

スポーツ名門校には酸素カプセル

同じく東福岡高校で強いのは、OBにトップリーグで活躍する現役選手が34人いるというラグビー部。藤田慶和選手が所属していた2009年から4年もの間、国内83戦無敗、通算14回の日本一に輝いた、最強のラグビー部だ。

その藤田選手が自慢した設備は、なんと酸素カプセル。
「ホテルに酸素カプセルが2台あって、試合が終わると入って疲労をとって、全国大会を戦っていきました」と話し、高校時代にインターハイ・国体・春高バレーの3冠を達成したバレーの金子聖輝選手も、「試合後は酸素カプセルに入って、温泉に入って、リカバリーをしていました」とプロ顔負けの設備を明かした。

これに、柔道部OBの佐々木健介さんは「え?どういうこと?」と当時の柔道部の設備と比べて、驚きを隠せない様子だった。

「水飲むの禁止」「風感じるの禁止」

強くあるためには、やはり厳しい練習と厳しいルールがある。
「あくまで90年代のルールで、今のものではない」と強調されながら紹介された、横浜高校の驚きの“禁止”ルールの一部は以下の4つだ。

・味付け禁止
・水飲むの禁止
・片足体重禁止
・風感じるの禁止

『味付け禁止』は、合宿所での食事の際、1年生はサラダやキャベツにドレッシングなどを一切つけてはいけないというもの。

『水飲むの禁止』は、練習中や合宿所での食事ですらも飲み物を飲んではいけないというもの。
多村さんは、練習中にファールボールが飛んだ際、自ら望んで取りに行き、球場の隣の大きな池の水をストローで飲んでいたという。

さらに上地さんは「便所の水をよく飲んでいました」と告白。ダウンタウン浜田さんが「蛇口の水でしょ?」と聞くと、「蛇口なんてないですから…」。

その答えを察した浜田さん、自身も厳しい全寮制の高校生活を送ってきたにも関わらず衝撃を受けていた。

これには同様に厳しい練習を積んできた、中京大中京高校OBで“3代目山の神”神野大地選手や、埼玉栄高校OBでリオ五輪団体金メダリストの加藤凌平選手・山室光史選手らも完全に引いてしまった表情。

『片足体重禁止』は、監督の話を聞く時などに、どちらかの足に体重をかけてはいけないというもの。浜田さんも負けじと、母校では話を聞く時に目線が一度でも外れると、その瞬間に鉄拳制裁があったと明かした。

『風感じるの禁止』とは、どういうことなのだろうか。
当時、合宿所の全室にクーラーが付いてはいるものの、1年生はクーラー禁止で、2年生になると扇風機の使用が許され、3年生はクーラーの使用を許されていた。さらに1年生は合宿所内でも、長袖のアンダーシャツの上に冬用のジャージを着ることを義務付けられていて、当時を「メチャクチャ暑いんですよ!」と振り返る上地さん。
先輩の買い出しを聞きに行った際に、話しをしながら少しだけクーラーの涼しさを感じていると「お前風感じてるんじゃねーよ!」と怒鳴られることもあったそうだ。

しかしこれらのルールは、上地さんの1学年下級生だった松坂選手が入学した頃には、地元で行われた国体をきっかけに、完全に無くなったそうで、「あと1年遅く産んでくれれば」と嘆いていた。

時代の移り変わりとともに、ルールも変わっていくが、厳しい練習を乗り越えたOBからの暖かい支援で、これからもスポーツ名門校の活躍は続きそうだ。

『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~7:57放送



ジャンクSPORTSの他の記事