“危険タックル”は「内田氏の指示」…日大第三者委が中間報告公表

  • 日大アメフト部が監督不在のまま練習再開
  • “危険タックル”は「内田前監督と井上元コーチの指示」
  • 日大次期監督に“京大の名将”が浮上

“危険タックル”から2ヵ月…日大アメフト部が練習再開

練習を再開した日大アメフト部

“危険タックル”から約2ヵ月…。
6月29日、日大アメフト部フェニックスは監督不在のままチームとしての練習を再開した。

また同日午後2時、日大が設置した第三者委員会は記者会見を開き、中間報告の内容を公開。
これまで日大側は、内田前監督や井上元コーチから関西学院大の選手にケガをさせる意図の指示はなかったとの説明を繰り返してきたが…。

第三者委「内田前監督と井上元コーチの指示で行われた」

第三者委員会委員長・勝丸充啓弁護士

第三者委員会委員長・勝丸充啓弁護士は、「この(危険)タックルは、内田前監督と井上元コーチの指示で行われたものである。スポーツマンシップからかけ離れたものである。両社は指導者としての資質を著しく欠いていると言わざるを得ない」と強調した。

さらに「内田前監督についても相手選手に対する傷害の意図があったと認められます。井上元コーチが内田前監督に独断で危険タックルを指示したとは到底考えられません」
などと述べ、第三者委は内田前監督にも“相手にケガをさせる意図”があったと認定。

これまでの内田前監督や井上元コーチの証言は“危険タックル”を行った選手に責任を押し付けるためで信用できないと非難した。

日大関係者が選手に“口封じ”

さらに勝丸充啓弁護士は、「日大関係者(OB)が(選手らに)本件『タックルが故意に行われたものだと言えば、バッシングを受けることになるよ』などと申し受け、暗に内田前監督らの関与がなかったかのように説明することを求め、口封じを図った」として関係者による不当な介入があったことを認めた。

また部員や関係者など145人に行われたアンケート調査について、勝丸充啓弁護士は、「内田前監督や井上元コーチの言い分が正しいという人が1人もいなかったのは正直驚かされました」と述べた上で、「他の選手に対しても繰り返し、似たような指示が行われていた」と強調した。

今後、日大アメフト部に求められるのは内田前監督や選手に圧力をかけたOB達の影響力を排除したチーム作り。

日大はわずか10日間の応募期間で、次期監督を“公募”しており、6月28日がその期限。
外国人7人を含む69人の応募があったという。

そうした中、一部報道で次期監督の有力候補として名前が挙がっているのが、元京都大学アメフト部監督・水野弥一氏だ。

日大次期監督候補に“京大の名将”が浮上

元京都大学アメフト部監督・水野弥一氏

水野氏は、1980年から2011年に勇退するまでチームを6度日本一に導くなど輝かしい経歴を持ち、2015年には日本アメリカンフットボールの殿堂入りも果たした関西アメフト界のレジェンド。

この人選について大阪学院大学アメフト部・高野元秀監督は、「素晴らしい教育者であり、指導者である。これは間違いない。(選手たちに)本当に日本一になりたいなら24時間フットボールのことを考えろと(選手に求める)。今の学生にそれがはたして通用するか、少し疑問のところはある」などと分析する。

日大アメフト部フェニックス。不死鳥の名を関するチームは、新監督の下でよみがえることができるのか。


(「プライムニュース イブニング」6月29日放送分より)

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