森林や生態系保全のために…世界が注目する“生態系サービスの支払い”とは?

カテゴリ:地域

  • “生態系サービスの支払い”普及をテーマに国際シンポジウム
  • 持続可能な共生へ…“生態系サービスの支払い”とは?
  • “持続可能な開発目標”につなげるためには…

“生態系サービスの支払い”普及をテーマに国際シンポジウム

森林の生態系サービス・PES(生態系サービスの支払い)をより普及させるにはどうすべきかなどが話し合われた国際シンポジウムが6月に東京・四谷で開催された。

国連森林フォーラム12期議長のピーター・ベッソー氏とアメリカ・フンボルト州立大学のケリー准教授らが基調講演を行い、国内外の現場での実践者が出席してパネルディスカッションも行われた。
パネルディスカッション には450名以上が参加。

森林と地域コミュニティーとの持続可能な共生の実現のため、PESという生態系サービスの支払いという取組がいま注目されている。
PESとは住民や消費者、企業が自然や生態系からの恵み(食糧・水、防災など)に対して支払いを行うというもの。
森林や生態系を保全するための費用を間接的に負担する仕組みが世界各地で実施されている。

日本では横浜市で流域PESが成功事例として紹介されていて、港北ニュータウンは宅地造成による都市化とともに、総面積約90ヘクタールの森林が貴重な緑の資源として保全されている。

パネルディスカッションでは、モデルフォレストの教訓である「包括的なパートナーシップ」が如何にして醸成されるか、また森林保全と地域コミュニティの発展の同時実現方策としてのPESや生態系サービスに立脚したビジネスのあり方について質疑が行われた。

結論として、多岐にわたる生態系サービスに着眼した取り組みがSDGs(持続可能な開発目標)の実現につながるという認識で一致した。