トランプ盗聴は本当だった! “魔女狩り”は行われていた? 【木村太郎のNon Fake News#8】

CNNはそれでもトランプ政権を批判する

カテゴリ:話題

  • 米マスコミに「根拠のない話」と批判されたトランプ盗聴疑惑
  • CNNが特ダネとして「盗聴はあった」と報道 
  • 「疑惑があったから盗聴をされていた」とトランプ政権批判をしている 

根拠が無いと批判されたトランプの盗聴疑惑



「酷いものだ!オバマが私の当選直前に(選挙事務所のあった)トランプタワーの電話盗聴をしていたことが分かった。何も発見できなかったが、これはマッカーシズム(政治的魔女狩り)だ!」

トランプ大統領は、今年3月4日にこうツイートしていた。
その前日、保守系ラジオ・トークショーのホストのマーク・レビン氏がそう伝えたからだった。

レビン氏によれば、昨年6月当時大統領だったオバマ氏はトランプ氏周辺の情報収集のために米連邦捜査局(FBI)や米中央情報局(CIA)などの情報機関に指示してオバマ大統領の任期が切れる今年1月20日までトランプタワーの通信を傍受したという。

しかし、米国の主要メディアはこぞって「根拠のない話」と否定的で、CNNは「FBIはこの話を否定するよう司法省に求めた」と伝え、キャスターの一人は「超保守派たちの世論に火をつけようという陰謀」とまでコメントしていた。

疑惑があったから盗聴されたとトランプを批判するCNN

ところが、そのCNNが今月18日(現地時間)になって「オバマ政権がトランプ選対の選挙参謀だったマナフォート氏の電話盗聴をしていた」と得ダネとして伝えたのだ。
それによると、オバマ政権はマナフォート氏とロシアとの関係を疑い、外国情報監視法(FISA)に基づいてFISA裁判所から盗聴許可を得てFBIが昨年と今年前半に盗聴を行なったという。

これについて当のトランプ大統領はこれを書いている時点(9月21日)ではまだツイッターなどで発言していないが、さしづめ「ほら主要メディアはフェイク・ニュース(偽ニュース)だっただろう」とでも言いたいところだろう。

一方このニュースを「得ダネ」として伝えたCNNだが、半年前の報道は忘れたかのように「やはりトランプ選対には疑惑があったのだ」とトランプ政権の批判に利用しているのは「健忘症」というよりも「したたか」と言うしかない。

それはともかく、選挙参謀のマナフォート氏はトランプ氏と頻繁に電話をしていたわけだから、トランプ氏の公式、非公式の発言はFBIひいてはオバマ政権に把握されていたことになる。

法的手続きは踏んだとは言え、大統領が後継者についてそこまで調べ上げるのは「魔女狩り」と言われても仕方がないのではなかろうか。

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