ハリウッドのセクハラ大物プロデューサーの免罪符はオバマのコネ?【木村太郎のNon Fake News#12】  

セクハラ疑惑ワインシュタイン氏は米民主党への献金でコネを持っていた

カテゴリ:話題

  • ワインシュタイン氏のセクハラはアンジェリーナ・ジョリーにも 
  • そもそもハリウッドではワインシュタイン氏の悪行は周知の事実だった
  • 熱心な民主党の支持者で献金も多額で、民主党幹部とのコネが免罪符だったか?

その昔、カトリック教会は「贖宥状(しょくゆうじょう)」というものを発行したという。俗にいう「免罪符」で、罪を悔いて反省した後これを買うと罪が償われるとされたが、その実は教会の資金集めの道具だったとされる。

実は、この「贖宥状」が現代にも存在していたようなのだ。発行者はリベラルな政治家で、場所はあのハリウッドだ

ワインシュタイン氏の悪行は周知の事実だった

ハリウッドでは、今著名なプロデューサーのハーベイ・ワインシュタイン氏のセクハラ疑惑で大揺れに揺れている。なにしろ彼の関わった映画300作品以上がこれまでアカデミー賞にノミネートされ、彼自身も製作者として「恋におちたシェクスピア」などで2回オスカー像を手にしている超大物なので、その影響は映画演劇界全体に広がっている。

今月5日ニューヨーク・タイムズ紙がすっぱ抜いたのが発端だったが、その後出るわ、出るわ、セクハラだけでなくワインシュタイン氏にレイプされたという女性も名乗り出て、被害者はあのアンジェリーナ・ジョリーさんら名のある女優さんらだけでも、これを書いている時点で32人にのぼる。

問題なのは、ワインシュタイン氏のこうした悪行は30年以上も続き、ハリウッドでは周知の事実だったと言われるのに、これまで誰も糾弾してこなかったことだ。同氏の機嫌を損なうとハリウッドで仕事ができなくなるパワハラには逆らえなかったと言われるが、もう一つ同氏にはツヨーイ味方が居たようなのだ。

熱心な民主党の支持者だから許された?

ワインシュタイン氏は熱心な民主党の支持者で、自身が民主党や同党の政治家にこれまで90万ドル(約1億円)の献金をしていただけでなく、ハリウッドの有志に呼びかけて集めた献金も140万ドル(約1億5000万円)にのぼる(ビジネスインサイダー誌電子版)。

その結果、民主党幹部とはごく親しい関係になり、オバマ大統領時代にはホワイトハウスに13回も招かれている(ブライトバート・ニュース)。この政治的なコネこそが現代の贖宥状で、ワインスシュタイン氏を守ってきたと言われるのだ。

「現世のリベラル贖宥状は、そのための小切手を書いている限りは、いやらしい略奪者が女性を食い物にすることに青信号を出し続けてきたのだ」(ザ・オレンジカウンティ・レジスター紙電子版)

かつての贖宥状は、マルテイン・ルターが異議を唱えたことから宗教改革のきっかけになったとされるが、果たして現世の「リベラル贖宥状」は、民主党やハリウッドを改革するきっかけになるのだろうか。

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