銃を保有、携帯する必要を否定できない事実があるのも確か

銃を保有、携帯する必要を否定できない事実があるのも確か

カテゴリ:話題

  •  アメリカでは地域によっても銃が必要とされている
  •  銃を使って暴漢を制圧した青年は全米でヒーローに
  • 高い代償を払っても銃を保有する自由を望む市民が少なくない 

「横から横まで空」の地域では銃が必要

「アメリカって横から横まで空なんだよ」
米国ミズーリ州へ一年間の留学を終えて最近帰国した高校生に米国の印象を聞くと、こういう答えが返ってきた。

目の届く限り果てしなく草原が広がっている光景は、日本では想像しにくい。
その中にあるホームステイ先の家は、近くのコンビニへ行くにも自動車で25分かかったという。

夜になれば鹿など大型の野生動物が徘徊して、車に衝突することも度々あったとか。
もちろん、何か問題が起きて110番(米国では911番)しても、警察官が駆けつけるまでには相当時間がかかる。

「でも、ガン(銃)はあったよ」
米国民が武器を保有、携帯する権利を保障した合衆国憲法修正第2条は独立戦争直後に施行された。

当時はその必要はあったとしても時代が変わって二丁拳銃による身の保全の必要はなくなったという指摘があるが、「横から横まで空」のような地域では今でも銃が必要とされているのだ。

家族を護るためだけではない。

銃を保有する必要を否定できない事実もある

先月24日、日曜礼拝中のテネシー州の教会を拳銃2丁を持った暴漢が襲い、女性一人を射殺した後参列者を乱射しようとした。
この時、22歳の青年が立ち向かい格闘の末怪我をしながらも自分の自動車に持っていた拳銃を取り出して暴漢を制圧した。

拳銃は所持許可を得たもので、青年は多数の命を救ったヒーローとして全米で報道された

ラスベガスでの大量殺戮事件をめぐって銃規制の必要が叫ばれているのは確かだが、その一方で銃を保有、携帯する必要を否定できない事実があるのも確かだ。
問題は、銃規制が政治的に利用されていることだ。

「共和党支持者で銃所有者の犠牲者に同情しない」

ラスベガスの事件を受けて、三大ネットワークの一つCBS放送の法律問題担当の役員ヘイリー・グフトマンゴールド氏が自身のフェイスブックに次のように発言した。

「私は犠牲者たちに同情もしない。だいたいカントリーミュージックのファンなんて多くが共和党支持者で銃所有者だからだ」
CBS放送は、直ちにグフトマンゴールド氏の発言は社の方針に反したものとして同氏の解雇を発表したが、銃規制の問題の根底には常に共和党対民主党の対立があるのが問題を複雑化している。

「これは自由の代償だ」

保守派の論客ビル・オライリー氏はそのコラムでこう述べている。
米国では高い代償を払っても銃を保有、携帯する自由を望む市民が少なくないのだ。