“紀州のドン・ファン”不審死の直前に電話をかけていた! 2度の着信の意味を検証

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  • 死亡直前に残した会社への“2度の電話着信”
  • 電話をかけた午後6時半には営業終了…知っていたはずなのになぜ?
  • 覚せい剤による “錯乱”が原因か

5月24日、“紀州のドン・ファン”こと野﨑幸助さん(77)が不審死した事件。
取材を重ねるうちに、野﨑さんが亡くなる直前に“ある行動”をしていたことが新たにわかった。

野﨑さんが亡くなったとされる死亡推定時刻は午後9時。
その直前、午後6時半ごろと午後7時ごろの2回、野﨑さんの携帯電話から会社の固定電話に電話があり、着信履歴が残っていたことが関係者の証言からわかった。

「直撃LIVEグッディ!」のスタジオでは、元警視庁刑事の吉川祐二さんと、法科学研究センターの雨宮正欣さんにお越しいただき、この“野﨑さんからの電話着信の意味”を検証した。

大村正樹フィールドキャスター:
時系列を確認すると、野﨑さんが自宅の1階でビールとお菓子を食べたのが午後6時ごろ。その後2階へ行き、午後6時半ごろに妻は1階へ降りたそうです。
野﨑さんの携帯電話から会社の固定電話に着信があったのはその直後となりますね。
午後6時半ごろと午後7時ごろ、会社はどのような状況だったのか? 取材してきました。

営業時間後の着信…何のため?

・野﨑さんは普段、用事がなくても会社にしょっちゅう電話をかけてきていた
・従業員の出勤時間は朝5時。従業員が遅刻せず出社しているか確認する電話もよくかかってきていた

 安藤優子:
奥さんや知り合いの方だけでなく、会社にもしょっちゅう電話を掛ける人だったんですね。


ここでグッディ!が注目したのは、野﨑さんの携帯電話から着信のあった“時間”

大村:
実は、関係者の方の話によると、会社の営業時間は午後6時まで。午後6時には会社を閉めて、社内には誰も残らないのがこの会社のルールだったんだそうです。
さらに、午後7時以降は人が出入りした場合セコムから社長に連絡がいくので、着信のあった時間、野﨑さんは会社に誰もいないことを確実に知っている状況だったと思われます。
野﨑さんは誰もいない会社に、何のために電話したのか?疑問ですよね。

カンニング竹山:
もし従業員に用事があったら、会社に電話して出ないなら2回目は従業員個人の携帯に電話しそうですけど…

三田友梨佳アナウンサー:
今回の証言はあくまでも着信履歴。
野﨑さんの携帯電話には、会社以外にも発信履歴がたくさん残ってたかもしれないですよね…

安藤:
たしかに、(会社の着信履歴は)手あたり次第に電話をしたうちの一つだった可能性もありますね。

覚せい剤による“錯乱”が原因!?

大村:
野﨑さんが覚せい剤を摂取した時間帯も大変注目するポイントとなりそうですが…

雨宮正欣氏(法科学研究センター):
私の考えでは、覚せい剤を摂取してからお亡くなりになるまで、最低でも1時間や2時間はかかると思います。

大村:
ということは、着信のあった時間帯には、もう覚せい剤を体内に取り込んでいた可能性が高いですね。
雨宮先生によると、いわゆる“錯乱”の症状が出るのは摂取のおよそ30分後ということですが?

雨宮氏:
もちろん覚せい剤の量や、当時の空腹状態などによっても違いますが、結果的に亡くなってしまうほどの濃度でしたら、電話をかけた時間は錯乱状態であった可能性は十分考えられます。

安藤:
“錯乱”とは、具体的にはどのような状態なんでしょうか?

雨宮氏:
大声をあげてそこらじゅうを走り回ったり、見えないものが見えたり、聞こえないものが聞こえたり…
自分が襲われるんじゃないか、という危機感を強く感じるなど、いろんなものがあります。
ただ、野﨑さんはお身体が不自由だった部分もあるので、そのような症状がすべて同じように出るというのは考えづらいとは思いますが。

 安藤:
なるほど。そんな中、携帯で電話をする行為ってできるものなんでしょうか?

吉川氏:
私も現場に飛び込むことはよくあったんですが、本当に不審な行動というか、私たちでは説明のできないような暴れ方や言動があるんです。
そのような症状の中で、携帯電話を冷静に操作し、電話をするのは難しいと私は思います。

八嶋智人:
(覚せい剤の症状として)普段の癖を何度も繰り返しやってしまうというのも聞いたことがありますが…

吉川氏:
物に執着する、ということがあります。
女性だったら髪の毛をずっといじってるとか、一つのことに集中しやすいことはありますね。

カンニング竹山:
でも、亡くなってしまうくらいの量の覚せい剤を摂取しているから、おとなしく(冷静に)はできなそうですよね。

安藤:
電話の通話履歴をもう一度押して、会社にかかってしまったという推測もできますか?

大村:
実は関係者の方からの話で、野﨑さんの会社には複数の電話回線があって、履歴が残る電話と残らない電話があるんだそうです。
いつも野﨑さんは履歴の残らない電話にかけていたそうなんですが、この日は会社に着信履歴が残っていた…
野﨑さんが普段使わない電話番号でかかってきたみたいなんですよ。

安藤:
錯乱状態の中、どうやったら冷静に電話をかけられるのでしょうか。

大村:
いずれにしても、不思議ですよね。


(「直撃LIVE グッディ!」6月20日放送分より)

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