少数派こそチャンス。「RF1」などを展開する惣菜大手会長の経営ポリシー

  • 「成功体験」に溺れずに常に変化し続けること
  • 少数派の方が多数派よりも可能性がある
  • ロック・フィールドの今後は「人間関係の絆の一助となる」ように 

「神戸コロッケ」や「RF1」といった惣菜店を、全国に300店舗以上展開する「ロック・フィールド」。

社会が変化する中で、稼ぎ頭であった高価なギフトから撤退し、家庭の食をもっと豊かにしたいと日常的な惣菜にシフトチェンジした。

「The News Masters TOKYO」マスターズインタビューのパーソナリティーであるタケ小山が、急拡大する中食市場について、代表取締役会長兼社長の岩田弘三さんに聞く。

大事にしてきた言葉

中食業界を常にリードしてきたロック・フィールドの岩田会長。彼を動かす、彼の核となる考えやポリシーとは何なのだろうか。

タケ:
社員にいつも伝えていることはありますか?

岩田:
『成功体験に溺れず、常に自己イノベーションに励むこと』です。

過去、うまくいったときに、それに溺れてしまうことがあったという。

ダーウィンの言葉に「生き残るものは変化し続ける」という言葉がある。

生き残ってきた人たちは、強いから、賢いからではなく、時代をしっかりみつめながら、時代の中で新しい価値を創造した。

それが、生き残ってきた所以であり、そこに岩田会長は強い共感を示しているのだ。

タケ:
他の言葉はいかがでしょうか?

岩田:
『マイノリティにこそ未来がある』です。

少数派の方が多数派よりも可能性があると信じる岩田会長。

もちろん、多数派になることは大事であるのに対し、少数派にはリスクも伴う。そうしたことから、とかく経営方針とは、多数派になびかせてしまいがちだ。

そうは言っても、未来のビジネスの種を植えて育てるには、多数派の反対側、少数派にこそチャンスがあると考えている。

その結果が、現在は成長目覚ましい中食市場を予見し、成長してきたロック・フィールドであり、「RF1」ブランドでもあるのだ。

今後のロック・フィールドが果たす役割

創業は1972年。

当時の中食の市場は約3000億円、それが今や10兆円を超えている。

成長が目覚ましい中食市場について岩田会長はどのようにとらえているのだろうか?

タケ:
中食を扱う店増えていますね。これは健康志向ということでしょうか?

岩田:
健康志向ですね。一日野菜を350g食べなさいと言われてますが、生野菜でこれだけ食べるのは難しいです。加熱するとたくさん食べられるので、加熱をした中で、新しい提案をしていこうと、この一年くらいやっています。

さらに岩田会長はこうも続ける。

「高齢化社会という面もあります」

健康上の理由において日常生活が、制限されることなく過ごせる健康寿命は、2016年、男性72.14歳、女性74.79歳である。

一方、平均寿命は、男性80.98歳、女性87.14歳。不健康な時代というのが迫ってくるが、それに対して、いかに健康寿命をのばすことができるかという試みもやらなければと考えている。

そうした高齢化社会が進む日本で、一企業として担う今後の役割について最後にタケが切り出した。

タケ:
ロック・フィールドは今後、日本の食文化にとってどんな存在になっていくでしょうか?

岩田:
一番は健康と食。そして食卓は人間関係のコミュニケーションのツールになることは間違いないので、人間関係の絆になればいいなと思っています。

人間関係の絆の一助となる。その中で、家庭を持つ親御さんが、最後の仕上げは、ご自身で行うような商品をだしたいとも考える岩田会長。

買って帰るだけでなく、例えば最後にオーブンで焼くといった、家庭の人々が調理人として参加するものを演出したいのだそうだ。

中食業界のリーディングカンパニー「ロック・フィールド」。

常にその地位に慢心することなく、次を見据えて成長を続けてきたことが分かる今回のマスターズインタビュー。

ここで、タケに岩田会長が語ってくれた「東南アジア料理」や「最後の仕上げを家庭でする商品」が、定番になる社会とは20年後のことだろうか、10年後のことだろうか。

それとももっと近い将来なのだろうか。それは誰にもわからない。

しかし、中食業界の新たなフィールドは、確実に近づいてきている。

文化放送『The News Masters TOKYO』のタケ小山がインタビュアーとなり、社長・経営者・リーダー・マネージャー・監督など、いわゆる「リーダー」や「キーマン」を紹介するマスターズインタビュー。

音声で聞くには podcastで。

The News Masters TOKYO Podcast 文化放送「The News Masters TOKYO」
http://www.joqr.co.jp/nmt/ (月~金 AM7:00~9:00生放送)

こちらから聴けます!→http://radiko.jp/#QRR

パーソナリティ:タケ小山
アシスタント:文化放送アナウンサー 西川文野、長麻未(文化放送アナウンサー) 

「マスターズインタビュー」コーナー(月~金 8:40頃~)

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