嗚呼…自分でご褒美「セルフ父の日」!? 本当に流行っているか聞いてみた

カテゴリ:国内

  • 母の日に比べてカゲが薄いので「セルフ父の日」が流行っている!? 
  • コーナー化されているので欲しいものがみつかりやすい
  • あげる側の"お父さんの好みがわからない問題"もある

6月17日は「父の日」。
悲しいかな、カレンダーにはしっかり書いてあっても、5月の母の日に比べてどうにもカゲが薄い記念日。

当日を間近に控え、「セルフ父の日」なるワードがネットに急浮上した。調べてみると、どうやら父の日に合わせて、お父さんが自分にプレゼントを買うことらしい。
やっぱり、父の日のカゲが薄いから自分で買っちゃうということだろうか…

大手ポータルサイトYahoo! Japanによるインターネット調査では、去年の父の日にプレゼントを貰えたお父さんは37.5%
20~30代の男女に「2018年の父の日はギフトを贈る?」と聞いたところ、「贈る」と回答したのは45.5%
「母の日にギフトを贈る」人が60%なのに対し、父の日は15%ほど少ない……

本当だとしたらちょっと悲しい気もする「セルフ父の日」。大手百貨店・松屋銀座にお話を伺った。

「自分のために買うお父さんはいる」

――「セルフ父の日」現象はある?それはプレゼントを貰えてないから?

お父さんが自分で選んで自分のために買う方はいらっしゃいます。
ただ、バレンタインデーに「自分用のチョコ」を買うのと同じで、普段欲しいな、と思っているものを父の日というタイミングで購入されるというイメージです。

「何をプレゼントに買っていいかわからない」というご家族の声はありますが、特に父の日にプレゼントを買う人が減っているというわけではないと思います。

男性はあまりウインドーショッピングをしないので、男性向けの商品が「父の日ギフト」として集められてコーナー化されているのが選びやすい、欲しいものが見つかりやすい、ということでセルフ買いにつながっているということがあると思います。


――「セルフ父の日」を狙った商品は?

特別、「セルフ父の日向け」「お父さんへのプレゼント向け」と分けて商品展開しているわけではありませんが、お父さんが自分で見て買えるような、より「男性向け」の商品、たとえば保冷効果の高いビアタンブラーやオーダー枕などを多く取り扱っています。
ビアタンブラーは実際にセルフ買いされています。

また、日本橋三越本店でも、特に「セルフ父の日」を狙った展開をしているわけではないが、ベルトや傘などプレゼントとして間違いないラインナップの「王道鉄板ギフト」の他に、“お父さんのこだわりや趣味性の高いものを提案する"ことをテーマにし、1/18モデルカーやアイスクリーム専用スプーンなど、「オレの欲しいモノ」と題して、ピンポイントで気になる商品ラインナップを充実させている。
その結果、お父さん世代の客が自分用に購入することがあるのだとか。

さらに、松屋銀座の担当者は、ちょっと値段の張るものも「父の日だから…」ということで買いやすくなっているのでは、ということも語ってくれた。

取材に協力してくれた百貨店の話では、父の日のプレゼントが減っているワケではないが、"こだわり傾向"のお父さんに向けた商品展開に、ついつい興味をひかれて「自分にご褒美」するお父さんが多いということだ。「セルフ父の日」、寂しいモノではなかったようで一安心だ。

また、Yahoo!Japanは「セルフ父の日」について、こんな変わった提案をしている。
「父の日にお父さん自ら家族みんなが喜ぶ商品を購入して、一緒に過ごす時間と感謝の言葉をもらいにいく新しい父の日の過ごし方」。記念日にも家族サービス!?と驚いてしまいそうになるが、「父の日」をセルフプロデュースするというものだ。
「ありがとう」と感謝の言葉をもらって家族の笑顔が見られればそれもまたよし、ということか。

セルフもいいけどやっぱり…

こだわりの逸品を「セルフ買い」する楽しさはわかった気もするが、やっぱり「プレゼントを貰いたい」というのも本音ではないだろうか。しかし、父の日ギフトを選んでいる子供たちに聞いたこんなデータがある。
実に7割が「お父さんの好みがわからない」と悩んでいるのだ。父の日のカゲが薄い理由、プレゼントを貰えるお父さんの数が少ない理由がここにもあるのかもしれない。

出典:Yahoo! JAPANショッピング 父の日トレンドリサーチ

日本橋三越本店では、「去年はもらえなかったけど、今年は欲しいものがあってリクエストした」「家族のものを買いにきたついでに父の日ギフトも買ってもらえた」というお父さんの声もあるという。

いつも家族のために頑張っているお父さん!"自分にご褒美"の「セルフ父の日」もアリ!だけれど、欲しいものをアピールすることは子供たちにとってもありがたいことなのかもしれない。