【パラアスリートの言魂】車いすマラソン渡辺勝

カテゴリ:芸能スポーツ

昨年行われた東京マラソン2017車いすマラソンの王者、渡辺勝選手。

2月25日に行われる東京マラソン2018にも招待選手として出場する。

渡辺選手は5000mの日本記録保持者でもあり、4×400mリレーの日本記録保持者だ。

目指すのは「世界一」で「生で観戦したい選手」

目指すのは名実ともに「世界一の選手」誰もが「生で観戦したくなるような選手」だと渡辺選手は語る。

車いす陸上の魅力は、なんと言っても風を感じるスピード感。

レース中、坂道では時速60キロを越えることもあるという。まさに人類最速の男ボルトをも越える速さだ。

渡辺さんは19歳の時、交通事故で一生歩けないという現実に絶望していた頃、車いす陸上と出会った。

「健常者の時ですら体験したことがないスピード感というのを、車椅子になって体験できたのは、すごく自分の中で嬉しくて…」

健常者よりも速く走れる自分の姿に、生きる喜びを感じたと言う。

「怪我してから2ヶ月〜3ヶ月したら、障がい者手帳の申請をするんですけど、その時に初めて自分が治らない、一生車椅子だという現実を突きつけられるような感じでした。陸上に出会っていなかったら、どうなっていたかちょっとわからないですね。それこそ落ち込んでいたかもしれません」

陸上と出会えたおかげで、救われた。

「陸上に出会って健常者の走るランナーよりも、圧倒的に早いので、陸上競技という部分では健常者より障がい者の方がかっこいいと思って僕はやっています」

「根本的な障がい者のイメージを変えたい」

そんな渡辺さんには「世界一になる」という大きな目標と共に「障がい者が持たれているイメージを変えていきたい」という強い信念がある。

渡辺さんは「根本的な障がい者のイメージというものを変えたくて。やっぱり障がい者、車椅子となると、手伝ってあげなきゃいけない、何かサポートしてあげないといけない、というイメージが日本にあるんじゃないかなと思っていて」と話す。

障がい者に対して世間の人が過剰に反応することを、疑問に感じたことがあったという。

健常者でも、障がい者でも「困っている人がいたら助けてあげたい」そう思える人が増えて欲しい。そうすれば、障がい者と健常者の垣根もなくなるはず。それは障がい者になって初めて気が付いたことだ。


そんな理想の社会を築くためにも、自分が「世界一」にならなければならない。

「世界一になった男の言葉と、ただの障がい者の言葉では全く説得力が違うでしょ?その道を極めている人じゃないと、影響力は少ないかなと思っています」


「2020年東京パラリンピックまでに僕は見る価値のある選手になりたいと思っています」と語る渡辺選手。

2年後の東京パラリンピック満員の会場で一番にゴールする渡辺選手の姿を期待したい。

渡部選手は最後に車いすレースへの思いを語っていた。

「正直実際に見ていただければ、楽しんでいただける自信はあります」

渡辺勝(ワタナベショウ)

1991年11月23日生まれ 26才 福岡県出身

小学校から高校まで野球に明け暮れるスポーツ少年だった渡辺選手だが、19歳の時、交通事故で車椅子生活に。スポーツが出来ないもどかしさを感じていたところに出会ったのが、車いすマラソンだった。
練習に参加して初めての坂道で体感した驚異的なスピードに衝撃を受けて車いす陸上にのめり込んでいく。
渡辺選手の夢は「世界一」

リオパラリンピックの出場は叶わなかったが、去年の東京マラソンにその悔しさをぶつけた。
結果は、リオパラの金メダリストを破り見事優勝。その実力を証明してみせた。
目指すは2020年の東京パラリンピックでの金メダル!

(PARA☆DO!:毎週水曜夜10時54分放送
 https://www.fujitv.co.jp/sports/parado/

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