【パラアスリートの言魂】車いすマラソン鈴木朋樹

カテゴリ:芸能スポーツ

2015年東京マラソン2位。2017年東京マラソン3位。

鈴木朋樹選手の最も得意とするのは800mと1500mの中距離レースだが、マラソンでも結果を残し続けている。

2月25日に行われる東京マラソン2018にも招待選手として出場が決まっている。

リオに出場できない悔しさが、海外へと向かわせた

「リオを経験できなかった自分は、他の選手が経験していない何かをしなければ勝てない」

2016年リオパラリンピックに出場できなかった悔しさが、鈴木選手を海外へと向かわせた。

「海外の選手が強いのにはやっぱり強いなりの理由があると思うので、それを自分の中に取り入れられればと思います。海外に出て、今ある自分の考えていることが打ち破れたらいいなとは思いましたね」

きっかけは、アメリカのイリノイ大学でパラアスリート達の練習に混ぜてもらった時のことだ。

勉強から練習まで、しっかりとしたタイムスケジュールで、集中して練習する姿に衝撃を受けた。
それまでは「そろそろ練習しようかな」というくらいの考え方だったが、そこは違った。

一般のスポーツ選手と何一つ変わらない環境があった。

「今までは日本国内で練習をして、海外の大会に出るというのがパラスポーツの中で普通のことだったと思います。
でもやっぱりそうじゃなくて、経験値というのは海外に出ていかないと得られないことだと思っています」と話す鈴木選手。

その言葉の通り、2017年からの1年で、ドバイやロンドン、スイス、パリ、ニューヨークなど、のべ9カ国で武者修行をおこなった。

「海外から吸収できることが今の自分にたくさんある」

「海外から吸収できることが、今の自分にはたくさんある」

1度決めたらブレない。

「1年のうち、3分の1くらいは海外に行ってるんじゃないかと思います」と笑顔で話す鈴木選手。

今年1月にはオーストラリアに向かい、リオパラリンピックの銀メダリスト、クート・フェンリーの元へ武者修行へと向かった。

そこで行われていたのは競技場内で、原付スクーターに先導してもらって、走る練習。

「原付に引っ張ってもらう練習があったんですけど、やっぱり日本国内で原付を競技場に持ち込むことなんて無理だと思うので。本当に今までにない練習というか、すごくいい経験ができたかなと思います」

2018年にはスイスの世界王者、マルセロ・フグの元を訪れようと打診中だ。

自らの練習風景を見せるのは、相手にとっても手の内を見せるようなもの。
それでも、鈴木選手の前向きな姿勢に心打たれ、彼らも訪問を受け入れているに違いない。


「2020年に向けて自分の経験値をあげたいです」

見据えるのは2020年東京パラリンピック。

鈴木朋樹の進化は止まらない。

鈴木朋樹(スズキトモキ)

1994年6月14日生まれ 23歳 千葉県出身 トヨタ自動車所属
生後8ヶ月の時に交通事故で脊髄損傷。
両足が不自由となるが、小学5年生の時に車いす陸上と出会い、そこから着実に成長を遂げていく。

2015年には世界パラ陸上選手権に初出場(800m、1500m)
2015年東京マラソン2位。2017年東京マラソン3位。
マラソンにも出場するが最も得意とするのは800mと1500mの中距離レース。

(PARA☆DO!:毎週水曜夜10時54分放送
 https://www.fujitv.co.jp/sports/parado/

PARA☆DO!の他の記事