クラウドファンディングで“人生初”の海外旅行!ニューヨーク貧困地区の高校生17人が旅先に選んだのは『日本』だった

カテゴリ:話題

  • 殺人などの犯罪や極度の貧困に苦しむニューヨーク・ブルックリンの高校生17人が7月日本へ
  • 旅費はクラウドファンディングで募り、目標額達成!
  • 旅行の目的は「“未来を切り開く”きっかけを作ること」

一人親家庭、極度の貧困

ニューヨーク・ブルックリン地区の中で最も治安が悪いエリアの一つ、ブラウンズビルに住む高校生17人が7月、日本へやってくる。

このエリアに育つ子どもたちは生まれた時から、銃による殺人や麻薬にまつわる犯罪を目の当たりにし、極度の貧困に苦しんでいる。
一人親家庭に生まれ、低所得者向け住宅に住む生徒が多く、海外旅行はおろか、国内旅行すらほとんどしたことがない。

フレデリック・ダグラス・アカデミー高校第7校の生徒(ブラウンズビル)

日本で新しい発想に触れ、もっと良い人生を…

男子生徒
「最近そこで二人の子供が銃で撃たれた。もちろんショックだけど、その影響で自分たちも悪いことをしようとは思わない。逆に早くブラウンズビルを抜け出したいというモチベーションになる」

女子生徒
「ブラウンズビル地区は危険なところだと言われています。もっと環境の良いところへ行きたい。日本へ行って新しい発想に触れればもっと良い人生を歩めるようになると思う」

マンハッタンのジャパン・ソサエティーを訪問した生徒達

こう語る生徒達は、人生の転機を求めて、世界中の国から日本への旅行を選んだ。
発起人は、この地域の高校教師、ビジョン・エリック・ジョーダンさん。
日本旅行を計画するのは国際クラブに所属する17人の生徒。

漫画やアニメ、日本食を体験したい

発起人のビジョン・エリック・ジョーダン氏
「このプロジェクトは貧困や犯罪に苦しめられているブラウンズビルの17人の高校生に外の世界を見る機会を与えるものです。
生徒たちに、どこへ行きたいかと尋ねると、日本へ行きたいという意見が最も多かった。漫画やアニメだけでなく日本食や日本の文化が大好きで実際に行って体験したいのです」

発起人の高校教師、ビジョン・エリック・ジョーダンさん

旅のゴールは、生徒たちに外の世界を知ってもらい、自分で行動して“未来を切り開く”きっかけを作ることだという。

しかし、問題は資金調達…
生徒1人分の旅費は30万円程度で、日々の暮らしをするのがやっとな彼らにその余裕はない。

クラウドファンディングで「旅費」募り目標額達成!

そこで、ジョーダン氏は、各自が旅費の一部となる6万円ほどを出し、残りをクラウドファンディングで賄うことを計画。

目標金額は58,570ドルに設定(約640万円)。
SNSで寄付を呼びかけ、6月6日には、ブルックリンのプロスペクト・パーク(公園)で行われた5キロマラソンに生徒が参加し、横断幕を掲げて募金のお願いを訴えた。

募金を呼び掛ける生徒

そして、募金開始から3か月。
1,258人から目標額を上回る60,000ドルが集まった。(6月20日現在)

募金サイト(6月20日現在)

ジョーダン氏は、昨年もスペイン旅行を企画。
第2弾が日本となる。

男子生徒
「毎日大変なことばかりが続いている。日本へ行けばストレスが少し和らぐと思うで、新しい文化について色々知りたい。知らない食べ物を食べてみたい。新しい友達も作りたい」

男子生徒
「ニューヨークから出たことがない。旅行したいけど飛行機に乗ったこともない。だから日本に行くことで視野が広がり、いろいろと吸収できると思う」

「いつか自分のブランドを立ち上げたい」

女子生徒
「ぜひ日本へ旅して、最新のファッションを見てみたい。いつか自分のブランドを立ち上げたいので」

男子生徒
「日本に行きたくてもそんなお金はない。今回の機会を逃したら一生機会はないと思う」


ジョーダン氏のFBより

日本訪問は、7月2日から8日間の日程。

浅草寺、皇居、原宿、渋谷の交差点など東京観光を皮切りに、箱根の旅館で温泉を体験。
その後は、松本城、岐阜高山、京都、奈良観光と、盛りだくさんのプランが組まれ、日本の伝統文化やファッション、漫画などに触れるだけでなく日本の高校生との交流も予定されている。

募金活動のリンク↓

https://www.gofundme.com/br2jpn

生徒達からの募金お願いの動画↓

https://youtu.be/FaWf3umcJMA

フレデリック・ダグラス・アカデミー高校紹介の動画↓

https://vimeo.com/269523393