黒たまご食べ「政権3年半延命」に思わぬ批判も【リアル首相動静】

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23回目の電話会談 トランプ氏は日本のジョーカー?ババ?


安倍首相は5月28日、アメリカのトランプ大統領との23回目となる電話会談に臨みました。

会談は約30分間におよび、米朝首脳会談の前に日米首脳会談を行うことで合意したほか、安倍首相はトランプ氏に「拉致問題の解決が絶対に必要だ」と強調しました。

この電話会談に先立って安倍首相は、拉致被害者・横田めぐみさんの母・早紀江さんらの訪問を受け、トランプ大統領との電話会談で拉致問題を取り上げるよう要請されていて、その約束を果たした形です。

会談終了後、厳しい表情のまま、記者団の前に現れた安倍首相は「米朝首脳会談が意義のあるものとなるよう協力することで一致した」「拉致被害者家族の気持ちをトランプ大統領に伝えた」と話し、拉致問題解決への気迫をにじませました。

それからほどなくして、米朝首脳会談が当初の予定通り6月12日に開催されることが公表され、安倍首相は6日にワシントンに向かい、トランプ氏と首脳会談を行うことになりました。

拉致問題が長年にわたり停滞する中、米朝首脳会談で拉致問題を取り上げると約束しているトランプ氏は安倍首相にとっての切り札、いわば「ジョーカー」かもしれません。
ただ、トランプ氏が非核化をめぐって中途半端に北朝鮮に妥協し、拉致問題が置き去りにされるようなことになれば、トランプ氏という「ジョーカー」は首相にとって「ババ」になってしまう恐れもあります。

ドナルド・シンゾー関係の真価が問われる局面が続きそうです。


箱根名物・黒たまごを食べ、総裁選へ3年半延命?


5月31日、安倍首相は、神奈川県箱根町の町長らの訪問を受け、2015年に箱根山が噴火した後の復興状況などについて説明を聞きました。

その際、箱根・大涌谷の名物「黒たまご」を食べました。

温泉で茹でられ1個食べると寿命が7年延びると言われます。

その卵を半分だけ食べた安倍首相は「(寿命が)3.5年伸びたね」と笑顔で語りました。

でもなぜ半分だけ?

実は安倍首相は秋の自民党総裁選で勝利すれば任期が3年延び、現時点から数えると約3年半の続投となるのです。

それを計算しての黒たまご試食パフォーマンスだったとみられます。

しかし翌日、野党から思わぬ攻撃が。加計学園問題などで「安倍首相は嘘をついている」と批判している国民民主党の大塚共同代表が「大涌谷は昔、地獄谷と呼ばれていた。閻魔大王から舌を引き抜かれないように気を付けていただきたい」と揶揄してきたのです。

森友・加計問題の追及が続く中、安倍首相は政権寿命をどこまで延ばせるのでしょうか。


美女とメロンとかりゆしと…首相の甘いひととき


5月31日は、沖縄県の富川副知事や「ミス沖縄」らの訪問を受け、恒例となっている沖縄の夏の正装「かりゆしウエア」が贈呈されました。

美しいミス沖縄から、「かりゆしウエア」を受け取った安倍首相は満面の笑みを浮かべていました。


翌6月1日に定例の閣議が行われましたが、この日の閣議は一味違います。全員が「かりゆしウエア」を着て出席し、閣僚席は色とりどりのウェアでパッと明るくなりました。

この「かりゆし着用閣議」は、クールビズの推奨と沖縄振興への協力を目的に、安倍首相が第1次政権時代に始めたもので、毎年6月最初の閣議で実施されます。

安倍首相も、前日にミス沖縄からもらったウェアをさっそく着用し、触って着心地を確かめながら談笑していました。



さらにこの日は、茨城県鉾田市の市長らが官邸を訪れ、鉾田市で生産が盛んなメロンが首相に贈呈されました。

「ほこたブランド大使」の女性を前に安倍首相は2種類のメロンを試食し、「ジューシーで甘くておいしい」と顔をほころばせていました。

内外に難題を抱える「甘くない」日々に、こわばった表情が多くなりがちな安倍首相ですが、連日の美女の訪問と極上メロンに、つかの間の「甘い」ひと時を過ごしていました。

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