「脱毛症」に画期的治療法!? 理研が「毛包」の大量培養に成功

  • 毛髪を作る器官「毛包」を大量培養する新技術
  • 育毛・植毛などの市場規模は2000億円以上とも
  • 安全性を確認し早ければ2020年の実用化を目指す

「脱毛症」の治療のため毛髪のもと「毛包」を作り出す技術を日本の研究グループが世界で初めて開発した。この新技術、どこが画期的なのかフォーカスする。

毛髪のもとになる「毛包」を大量に培養可能に

毛包とは髪の毛を作り出す器官。研究グループは髪の生えた後頭部などの皮膚から3種類の幹細胞を抽出し髪の毛を作り出す「毛包」の種を培養。マウスに移植しヒトの毛髪を生やすことに成功した。この技術で約20日間で髪の毛1万本に相当するおよそ5000の「毛包」を作り出せるとしている。

「毛包」を培養、移植で髪量の大幅増加が可能

これまで脱毛症の治療は飲み薬や育毛剤で行うことが主流だが、やめると効果がなくなるため継続した薬などの投与が必要。また植毛は自分の毛髪を薄毛部分に移植するため毛の本数に限りがある。

今回は「毛包」を培養し移植することで髪の量そのものを大量に増やすことが出来る。「脱毛症」に悩む人は1800万人にのぼるとも言われ、育毛剤や植毛などの市場規模は2000億円以上という調査結果もある。

早ければ2020年の実用化を目指す

それだけニーズが高いというわだが今回の開発について理化学研究所の辻孝チームリーダーは「うまくいけばその髪の毛は一生ものなる」と期待を寄せている。7月から動物に移植して安全性を確かめる試験を始め、早ければ2020年にも実用化したいとしている。

(プライムニュース デイズ6月5日放送より)

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