生姜、桃にコーヒー風味も。「フレーバービール」でビール人気の復活なるか?

  • 酒税法改正で、ビールの原材料にフルーツやハーブ類の使用が可能に
  • 日本の各ビールメーカーは相次いで新商品を発表
  • クラフトビール輸入業者「苦くなくて様々な味が楽しめるビールにニーズがある」

13年連続の出荷量減少で、低迷が続くビール業界。

そんな中、市場活性化のきっかけになるかと注目されているのが「フレーバービール」。

酒税法改正でフルーツやハーブ類使用が可能に

以前は麦やホップなどに原材料が限られていたビールだが、 酒税法の改正により、4月からはフルーツやハーブ類の使用が可能になり、日本の各ビールメーカーは商機とみて、相次いで新商品を発表している。

この動きに海外からも熱い視線が… 

アメリカ・バージニア州の醸造所にビールの買い付けに来ていたのは、日本でクラフトビールを輸入しているビア・キャッツ株式会社のグレイソン・シェパード副社長。 

この醸造所での売上の半分を占め、看板商品となっている「フレーバー・ビール」に目を付けた。

アメリカ・バージニア州の醸造所

苦くなくて様々な味が楽しめるビールに「市場のニーズ」

シェパード副社長は、「苦くて好きじゃないという今まで通りのビールのイメージが固まった人が多い中、苦くなくて様々な味が楽しめるビールに市場のニーズがあると思っている」 と話す。

地元で生産された桃を副原料に使った「ピーチ・トリペル」。

口に含んだ瞬間に濃厚な桃の香りが広がり、甘くはなく、しっかりとしたビールの味わいが楽しめるという。

桃を副原料に使った「ピーチ・トリペル」

シェパード副社長は、このピーチ・トリペルのほか、生姜やコーヒーを使用した5種類のフレーバービールの輸入を決定。
「この味は日本にまだないものだし、日本のどの醸造所とも違うもの」と話す。

東京・豊島区 「TITANS」

そして、先月31日、輸入したフレーバービールが初めて店で提供された。

来店した客は、「やはりビールは苦いという印象があるので、そこにフルーツの香りがあるとすすむというか、とっつきやすい感じがします。フレーバーの種類が増えたほうがビールにどんどん挑戦できるかなと思う」と話し、好評だ。

多種多様に広がりを見せるフレーバービール。

シェパード副社長は、「ほっとしました。こういうビールもちゃんと日本で流行るんだなと、確信がもてました」と笑顔をみせた。   
 
低迷する日本のビール市場の起爆剤となるかもしれない。

(「プライムニュース α」6月1日放送分)

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