10か国以上旅した学生限定「旅人採用」って!? 多様化する企業のニーズ

  • 10カ国以上旅した学生限定の『旅人採用』
  • リクルートスーツはNG、旅グッズを持って出席
  • 自発性、コミュニケーション能力、タフなメンタリティと多様な価値観に期待

リクルートスーツはNG、旅グッズ持参

6月に入り、企業の採用活動がいよいよスタートした。

面接解禁を目前に控えて行われたのは、10カ国以上旅したことのある学生限定の新卒向け合同説明会。     

10カ国以上旅したことのある学生限定の『旅人採用』

海外への旅行や留学で身に着けた経験やスキルを帰国後の就職に活かしてもらおうと「旅人」に特化した就職支援サービスで、その名も『旅人採用』。

説明会では、リクルートスーツはNG。
学生たちは、世界を旅した時の服装や思い入れのある旅グッズを持って出席した。

旅グッズを持って参加

今回、参加した企業は、IT系や経営コンサルティング会社などベンチャー企業5社。

海外を経験した学生に注目した理由について、トリッピースの石田言行ファウンダーは、「1つは自発性。誰かに旅をしろと言われたわけではなく、自分がやりたいから旅をしてきたわけで、海外の方とのコミュニケーション能力も非常に優れていると思う』 と期待を寄せる。

参加した学生は、「旅行会社が多いのかなと思っていたが、いろんな企業が旅人を求めていた」 「去年世界を一周して、旅をしてきた強みを活かせる企業があるかな」などと話した。

タフなメンタリティと多様な価値観

ただ、世界を旅し、様々な経験を積んだ学生だが、就職には不利な現状があるとの指摘もある。     
 
株式会社アプリの庄子潔代表取締役社長は、「履歴書の上ではその期間は空白となっていて、日本の企業からすると『この空白の期間は何をやっていたの?』となる。彼らは履歴書には無いタフなメンタリティだったりとか多様な価値観を培ってすごい人に成長している」と経験を評価する。

今年3月に始まったこの就職支援サービス。 
これまでに800人以上が参加し、50社以上の企業が登録したという。

大学時代に経験したい3つの要素…『読書、恋愛、旅』

NewsPicks最高コンテンツ責任者の佐々木紀彦氏は、「“旅”は人間力や教養を図るためにも良い。これまでの就活は、スキルや資格などが重視されていたが、そういうものはAIやテクノロジーに変わり、陳腐化しやすくなっている。変化に適用するためには教養が大切で、教養を磨くためには3つの要素『読書、恋愛、旅』を大学時代に経験することが大切」と指摘する。

NewsPicks最高コンテンツ責任者の佐々木紀彦氏

「その中でも、面接で『旅』とともに『読書』も聞いたら面白いと思っている。どういう本を読んでいるかが大事だが、読書量もアメリカの名門大学だと4年間で最低500冊読んだりするが、日本の学生はそれほど読まない。この時期にしっかり本を読むことは、教養の足腰を鍛えるために最適。旅と読書の二つを中心に聞くと面白いと思う」と話す。

(「プライムニュース α」5月31日放送分)

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