「組織が腐敗している」 教職員組合が日大トップ田中理事長らの辞任要求

  • 日大教職員組合が理事長・学長の辞任を要求
  • 学生からも厳しい指摘。就職活動にも影響が…
  • 日大進学を目指す高校生からも不安の声

教職員組合「田中理事長らの辞任を求めていきたい」

5月31日午後5時45分ごろ、日本大学の教職員組合が田中英寿理事長、大塚吉兵衛学長の辞任などを求める要求書を日大本部に提出した。

これまで沈黙を続けてきた日本大学のトップ、田中理事長に対し、大学内部から責任追及の声があがったのだ


田中理事長あてに日本大学教職員組合が提出した要求書の内容は、アメフト部の部長、副部長、コーチ陣全員の解任、さらに、内田前監督を含む常任理事全員の解任を求めるもの。
文書内では、「法人組織の最高責任者たる田中理事長と教学の最高責任者である大塚学長が潔く職を辞して、大学上層部の解体的な出直しと再生を図るべきです」と述べている。

要求書を提出した代表者の一人は取材に対し、「理事長、常任理事、そして学長にもやはり辞任を求めていきたいと思っています」と答えた。

日本大学・現役学生の心情は?

この動きに対して、現役の日大生はどう思っているのだろうか。

日本大学大学院の学生は、「待たれているのは、理事長のコメントなのかなと考えています」と話す。
教職員組合の要求についても「知っていました。学生の中でも話題になっていた」という。

 また、別の日本大学の学生は「(理事長が)自分から辞めるのが普通。辞めないで居座っているのは、日大の上の組織全体が腐敗しているのではないか」と指摘した。 

危険タックル問題は、日大学生たちの就職活動にも影響を及ぼしていた。

「面接で聞かれますね。『もし上司から法律に違反するようなことを命令されたら、あなたはどうしますか』と質問されたりすることはよくあります」
面接の場でこのような質問を受けることに関しては、「率直にショックですね」と語った。

日大進学を目指す高校生からも不安の声

30日夜に開かれた関東1部リーグに所属する大学の監督会では、日大の処分について異論が続出した。

関東学生アメリカンフットボール連盟が下した内田前監督、井上前コーチに対する事実上の永久追放となる「除名」処分については評価した一方、チームの出場停止期間を“今年度いっぱい”に限ったことに疑問を呈したのだ。

ケガをさせた宮川選手については、「『やってはいけないことをしてしまった』と本人も意識しているので、罰は下った」として、周囲が受け入れるような形を作っていくことが望まれると発言。

さらに、来年以降に日本大学への入学を希望・予定している高校生の対応についても触れた。
東京大学の森清之ヘッドコーチによると、「ここにいる大学のチームの監督や大学側に、何件か『助けてほしい』という問い合わせがあった」のだという。

監督会の大山茂議長は、昨年、アメリカンフットボールの大学日本一の日本大学に入学を希望、または進路が日本大学に確定している高校3年生たちの救済をあわせて検討していきたいと述べた。

現役の日本大学生だけでなく、これから日本大学で学びたいという高校生らにも波紋が広がる危険タックル問題。
日本大学の適切かつ早急な対応が求められている。


(「プライムニュース イブニング」5月31日放送分より)

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