「出所後はラオスで…」“つなぎ融資の女王”が判決後に語ったこと

カテゴリ:国内

  • 懲役7年の判決だが「4年4か月で絶対に出ます!」
  • 「私が使ったのは4億円ちょっと。2、3番目の窓口がわけた」
  • 「男の人を好きになったことはない」

62歳で「38歳」と自称し、男らを手玉に大金をだまし取った女を覚えているだろうか。

5月31日に放送された「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ系)では、懲役7年の実刑判決を受けた“つなぎ融資の女王”こと山辺節子受刑者に接見し、3つの新証言を独自入手した。

懲役7年の実刑判決後に接見し、新証言

肩を出した白いシャツにホットパンツ、聖子ちゃんカットの髪型をした山辺節子受刑者は、複数の若い男性と交際していた。

有名企業への架空の投資話を持ち掛け、違法に大金を集めたとして、2017年に逮捕された山辺受刑者。

詐欺の罪に問われた山辺は、裁判で懲役7年の判決を下され、今月「受刑者」となった。

『つなぎ融資』とは、大企業でも銀行からの融資を受けるためには時間がかかるため、この間に企業にお金を貸すことで、山辺受刑者は被害者らに「つなぎ融資。一か月で毎月20%の利息が戻ってくる」などと言っていたという。

山辺受刑者が貢いでいたというホストクラブの店員は「1回来たら200~300万円、チップを100万円ばらまく。月に800~1000万使っていた」と話し、1億円を預けたという被害者は「ノースリーブのワンピースしか着ていない。60歳、過ぎているとは思えない」と語った。

また、山辺受刑者の地元・熊本でも羽振りの良さは有名で、知人男性は「男をとっかえひっかえして家を建てたから『姫御殿』と言っていた」と明かす。

逮捕後の捜査で警察が把握した被害者は122人、被害総額は27億円に上るともいわれている。

彼女は今回の判決をどうとらえているのか。

刑務所に入る前が、山辺受刑者に話を聞くことができる最後のタイミング。

番組は彼女がいた熊本の拘置所を、元刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏と訪ねた。

山辺受刑者の接見が今回は3回目の小川氏。2回は判決の前に行っているという。

新証言「4年4か月で絶対に出ます!」

小川氏の前に現れた山辺受刑者は、年を偽っていたころの華やかさはなく、髪は毛先が黒いだけであとは真っ白。服装も長ズボンにグレーのチュニック、黒のカーディガンと地味な姿だった。

ただ、挨拶をする時から笑顔だったという山辺受刑者に、小川氏は「何かいいことがあったという感じの笑顔」とその後のインタビューで振り返っている。

小川氏はまず「判決が出ましたね。求刑は10年だったけど7年だった」と山辺受刑者に言葉をかけると、「温情な判断だったと満足しています。うれしい」と笑顔を見せたという。

判決前の面会で山辺受刑者は「判決は8年を予想している。8年なら控訴しない」と言っていて、実際には懲役7年の判決がくだった。

小川氏が「実際、7年はまじめに刑を務めるのか」と問うと、山辺受刑者は「やります。もうちょい短い。4年4か月で絶対に出ます!」と即答したようだ。

新証言「2、3番目の窓口がわけた」

被害額は27億円ともいわれているが、実際に裁判で問われたのは1億7000万円余りにとどまる。

山辺受刑者は「私が使ったのは4億円ちょっと。それ以外のお金は残っていない。使ったお金以外のお金がないということは、2、3番目の窓口が分けたということです」と明かした。

小川氏は「大元は山辺(受刑者)1人で、その下にいる1人は10億円以上、もう1人も6~7億円使ってしまっている」と山辺受刑者が話していたという。

今回、山辺受刑者がとった詐欺の手法、「ネットワークビジネス」とは、もともと被害者だった人を「窓口」と呼び、新たに誘った被害者が金を出せば、窓口に配当や紹介料を払うというシステム。

山辺受刑者は「私はバレないようにきちんと配当を支払っていた。でも2番目と3番目は元本をもってきて全部とってしまった。だから今回の詐欺がばれてしまった。でなければ私はもっとうまくやれていました」と主張。

さらに、被害者が「お金の欲に惑わされていた」という山辺受刑者。

小川氏は「自分が下の者を管理できなかったという反省はあるが、本人は『失敗はない』『うまく行っていたはずだ』」と言い切っているという。

新証言「男の人を好きになったことはない」

そんな山辺受刑者は裁判中、177枚の原稿用紙に自らの生い立ちから事件までの詳細をつづっている。その手記は、判決と同じ日に発売された週刊誌に掲載された。

タイトルは「砂風(さふう)」。

そこには、幼い頃から男を手玉に取り、虚飾に生きた女の原点があった。

男性に好かれる術を身に着けていた山辺受刑者だが、同性からは嫌われ友達は一人もいなかったという。

「初恋」について小川氏が問うと、山辺受刑者は「したことはないと思います。どれが初恋か、男の人を好きになったことはないです」と明かした。

実はこれまで、山辺受刑者は面会で事件のことしか語らなかったようで、小川氏は「まさかこんな話までするとは」と驚いていた。

さらに小川氏が「結婚」について突っ込むと、19歳の時に見合いして結婚したが、山辺受刑者は相手を好きだったわけではなく「形式的に結婚した」という。

その後、21歳で長男、24歳で長女を産み、一見平凡な生活を送っているように思えたが、30歳になった時に離婚した。

それから、彼女は男を操る術を使い、離婚後にオープンしたスナックでは、その術で多くの支援者を得ていたという。

その後、詐欺に手を染め、集めた金を使い、ホストクラブで派手な男遊びを繰り返していた山辺受刑者。

小川氏が接見の際にお客さん(被害者)を引きつける方法について尋ねると、山辺受刑者は「教えられない。天性のセンス。何も自信はない。でも脚は…」と脚に自信があることは即答したという。

出所後はラオスで…

なぜ、この犯罪に手を染めたのか。

きっかけは知り合いの会社の倒産に巻き込まれ、多くの借金を背負い、自己破産に追い込まれたことだという。

山辺受刑者も「騙されて自己破産した時が一番大変だった」と振り返っている。

手記によると、「金を貸して」が言えずに架空投資話をしたところ、30万円の振り込みがあったことから、これがきっかけですべてが始まったという。

最後に小川氏はどうしても聞きたかったという出所後について、山辺受刑者にぶつけた。

すると、山辺受刑者はある男性とラオスでともに生きたいと語った。

その男性は、逃亡先のタイのホストクラブで出会い交際を始め、だまし取った金で一軒家を買い与えた相手として連日報じられた30代のタイ人男性。

山辺受刑者いわく、その男性はフィリピンの男性も新宿のホストもモデルとも違い、「お金を要求しない」という。

タイではなくラオスを選んだのは、山辺受刑者がタイには入れないからだ。

男らを手玉に大金をだまし取った女…。

山辺受刑者の接見時の印象について、スタジオで聞かれた小川氏は「反省はしていないと思う」と語った。

「直撃!シンソウ坂上」毎週木曜 夜9:00~9:54

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