『お座敷』も!? 22種類の座席で付加価値!プロバスケ「Bリーグ」人気が沸騰中

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カテゴリ:国内

  • 熊本で開催されたオールスターゲームは約3,000席が2分で完売
  • 22種類の座席があり、“楽しみ方”によってチョイスできる
  • 今後は、収容能力アップと『ダイナミックプライシング』で収益拡大

26日はチャンピオンシップ ファイナル

2シーズン目も大詰めを迎えたプロバスケットボールのBリーグ。
26日にはチャンピオンシップのファイナルが行われるが、チケットの売れ行きが絶好調だ。

熊本で開催されたオールスターゲームは、約3,000席が2分で完売。
人気の背景には、チケット1枚ずつに込められた緻密な戦略があった。

試合前から多くのファンが詰めかけたBリーグの強豪、シーホース三河。
今シーズン、前年比14%も集客率がアップした。

鍵となったのは、座席に付加価値を与えたこと。
B.LEAGUEマーケティング部・北川 峻氏(31)は、
「ゴール後ろの“コートエンド側”の席は、ゴール下の選手の激しい体のぶつかり合いなどを感じられる席です。
横の“コートサイド席”は、選手のスピード、パスワーク、ドリブルなどを楽しむことができる」と話す。


“楽しみ方”によって座席をチョイス

見る角度で、試合の楽しみ方が変わる。
その楽しみ方を価値に変え、この会場では、3,000席ほどを22種類の席種に分類。
一般的なプロ野球チームと比べても、その細かさが際立つ。

コートサイド席を選択した観客は、「選手たちが試合中にいろいろしゃべってる声とかも聞こえてきて、すごく近く感じる」と話す。
また、コートエンド席を選択した観客は、「エンド席だと、選手が向かってくる迫力っていうのが好きです」「やっぱり迫力ある写真を撮るために」などとスポットごとの魅力を話す。

立ち見スペースを『畳』に

さらに、コートから離れた若干見えにくい場所には、ある価値を加えた。
北川氏は、「一番特徴的なのは『畳』ですよね。もともとここは立ち見のスペースだったんですけど、『家族連れ』をもっと呼びたいと思い」と話す。

売りにくい場所のチケットは、新たな付加価値をつけ、ファン層の拡大にもつなげる、というBリーグの緻密なチケット販売戦略。
その最大のイベントが、今シーズンの覇者を決める26日のファイナルだ。

わずか10分でほとんどの席が売り切れに

前の座席…コートに没入する形
後ろの座席…ビジョンとコートをふかん的に見る

会場はBリーグ史上最多、1万2,000席を誇る横浜アリーナ。
チケット販売を担う北川氏は、44種類の席種を用意し、「コート横の前にいる人は、できるだけコートに没入するような形。後ろにいる人は、ビジョンと実際にコートをふかん的に見るような楽しみ方ができる」と語った。

そして、ファイナルチケット発売日当日は、約10分で、ほとんどの席が売り切れた。

Bリーグ開幕から2シーズン目。
現状は、クラブを支えているのはスポンサー費がメインだが、北川氏は、「いろんな企画を取り入れて、安定的に満員を作れるような環境にして、チケットでクラブの収益の柱を作ることが大事かなと思います」と話す。

収入拡大に『ダイナミックプライシング』

NewsPicks・佐々木紀彦氏

NewsPicks最高コンテンツ責任者の佐々木紀彦氏は、「NBAは2万人規模の会場がたくさんある。これだけ人気があるのなら3千人ではもったいないので大きな会場を作れるかどうか」と、収容能力の拡大を指摘する。

また、もう一つのポイントとして、『ダイナミックプライシング』を挙げる。
「天候や対戦相手によって同じチケットがリアルタイムで値段が変わる仕組みで、ホテルや航空券と同じような形で、人気の時期は高く、試合直前は値段を下げる。このシステムを取り入れることで、より値上げしやすくなり、AIを使って収入が拡大できる」と話す。

(「プライムニュース α」5月24日放送分)

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