「何のための大学なのか?」“悪質タックル”問題日大の対応にカンニング竹山激怒!

カテゴリ:国内

  • 選手による会見受け  日大広報部がFAXでコメント
  • 選手の「会見の趣旨は“心境の吐露”」と日大広報部
  • 「監督は指導者として自身の口で対応するべき」

日本大学アメリカンフットボール部の選手が、悪質な反則行為で関西学院大学のQB(クオーターバック)を負傷させた、いわゆる“悪質タックル”問題。

22日、当該選手が自らの名前と顔を出して会見を行ったが、その数時間後、日本大学広報部が出したFAXコメントに批判の声が集まっている。

選手の会見は「心境を吐露する会見」と日大広報部

【日大から送られてきたFAX 要旨】

・宮川選手の会見は心境を吐露する会見

・会見全体に監督が違反プレーを指示したという発言はなかったが、コーチから「相手のQBを1プレー目でつぶせ」という言葉があったのは事実

・だがこれは「最初のプレーから思い切って当たれ」という意味


23日の「直撃LIVEグッディ!」スタジオでは、アメリカンフットボールライターの生沢浩氏をゲストに迎え、
きのうの日大選手の会見から見えた多くの問題を徹底解説した。

 大村正樹フィールドキャスター:
きのうの会見は、謝罪のための会見だったと思うのですが、日大は“心境を吐露する会見”と表現しましたね。

「思いを言っただけで真実とは限らない」という予防線?

生沢浩氏(アメリカンフットボールライター):
会見の趣旨を“心境の吐露”と表現しているということは、“彼は自分の思いを言っただけで真実とは限りませんよ”という予防線を張ってるんだと思います。日大の今回の見解は、前回の回答と変わらず、これはコーチ側の指示を選手が違う意味で受け取った結果ですよということを、もう一回言っているに過ぎないですね。

安藤優子:
監督やコーチは悪くないと言っていますよね。“(関西学院大の選手が)ケガをして秋の試合に出られなければこっちの得”とコーチが言ったと、きのうの会見で宮川選手はおっしゃっていましたが、ということは、けがをさせてこいと言っているも同然で、誤解も何もないじゃないですか。

三田友梨佳アナウンサー:
きのうの会見を見て、誤解だと思う視聴者の方ってほとんどいないんじゃないのかなって思いますよね。実際に意図が伝わってないのであれば、あのラフプレーのあとにすぐ交代させて指導を行っていたはず。そこが違うのに、いまだに誤解だとおっしゃっていることがちょっと理解できないです。

カンニング竹山:
宮川選手はディフェンスなんです。ディフェンスってチャンスがあればQBをつぶしに行くのが仕事なんですよ。QBをつぶしていけって、それはルール上当たり前のことなんですよ。それをあえて、QBを1プレー目からつぶせと言っている。大学は選手が誤解したみたいって、そんなわけないんですよ。素人がやってるんじゃないんですから。 

スタジオでは、今までの日大の対応やきのうの会見についても意見が飛び交った。

日大は真実を語っていなかった?

【22日の会見から見えた食い違い】

・試合後、宮川選手は監督から「“自分がやらせた”、周りに聞かれたら“俺がやらせたんだ”と言えと言われた

・しかし後日、両親とともに監督のもとを訪ね、「選手は従っただけだという旨の公表をしてほしい」とお願いすると、
「公表できない」「(相手への謝罪は)今はやめてほしい」と言われた

・指示の有無について、内田前監督はいまだに曖昧な回答のみ

大村:
明日、内田前監督から回答書が出る予定なんですが、真実はすべて明らかにされるんでしょうか?

生沢氏:
この食い違いについて、明日の回答書に盛り込まれる可能性は低いと思います。
もしそうすると、最初に出した回答書との違いがあまりにも明らかになりすぎて、日大が今まで真実を語っていなかった証明になってしまうと思うんですよね。

生稲晃子:
これを見ていると、日大は、どうしてこの監督を守るんだろうと思うんですよね。
受験で日大を目指そうと思っている方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、こういうことがあって子供を守ってくれない大学なんだと思ったら、子を持つ親として受験をさせたくないと思ってしまうなって。

安藤:
会見の後に送られたFAXを見て、日大は学生ではなく監督を守りたいんだなって思いましたよね。
日大にとってもこの監督やコーチ陣を守ることは、とても大きなダメージだと思うんですが。

カンニング竹山:
何のための大学なのか、きちんと考えないといけない。大学は現役の学生、OBたちの人生を抱えているわけじゃないですか。
その本分をやらないで、この大学は何をしたいのか…全くわからないです。

「監督は指導者として自身の口で対応するべき」

高橋克実:
僕はこの番組を3年やってきて、今までの中で、(きのうの会見が)一番胸が苦しくなりましたね。
彼はまだ20歳で、はたちは成人ですけど、これから人生いっぱい楽しいこと、色んなことがある有望な若者です。その若い人を、いろんな経験を積んできた大人が寄ってたかって追い込んで、最終的にものすごく好きだったアメフトを、本人の口からやる権利がないとか、やるつもりはないと言わせてしまう。
それを見ていたら…何か救いはないのかと。で、会見が終わって大学からのFAXを見たときに、まだこれを見ても誤解があったって言い続けていることが、耐えられない、たまらなかったです。

カンニング竹山:
宮川選手がやったことは、本当にいけないことで反省しなきゃいけないですけど、ああやってきちんと会見ができたのは、アメフトの選手としてスポーツマンシップを守ったんだなっていう、そのことは尊敬するべきだと思います。あと一番悲しいことは、これだけの選手にアメフトを楽しくない、もうやめると言わせたことですよね。アメフトで日大まで行って活躍する選手なんて、大した選手ですからね。
もしかしたらこの選手は社会人の良いチームで活躍できたかもしれないし、宮川選手を欲しかった人もたくさんいたと思う。それをつぶしてしまった。
学問やアメフトを学ぶ大学がこの子の人生をつぶしてしまったということが…、何のための大学なんだって話ですよ。

生稲:
日大は1人の選手をだめにしてしまったと思いますし、被害を受けた選手も精神的に恐怖心を持ってしまったと思います。
2人の選手の将来をつぶしてしまいかねない、これは本当に大きな出来事ですよね。

生沢氏:
(アメフトをする権利がないという発言は)本当に、聞くのが苦しいですよね。そんなことないよと言ってあげたい。
彼のしたことは許されないことですし、彼の意思であろうと指示であろうと、それは償わなければいけない。ただ、償ったあとは彼に復帰の道を見せてあげたいと思ってしまいますね。

安藤:
20歳の若者が一人で頭を下げて自分の罪を認め、そしてこの監督について一言も批判がましいことはおっしゃらなかった。
それを受けてこの監督は指導者として、きちんとご自分の口で対応するしか、残された道はないんじゃないかと、改めて思いましたね。

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