ドコモが投資家育成へ “スマホ世代”を取り込む「dポイント」運用の狙い

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  • NTTドコモが「dポイント」を資産運用するサービス開始
  • 投資信託と連動して自動的に運用し、引き出せば加盟店などで利用可能
  • 「dポイント」投資を入り口に、投資家の予備軍を育てる

「dポイント」を運用

スマホを使って、たまったポイントで投資。
NTTドコモは、携帯電話の料金の支払いなどでたまった「dポイント」を運用できるポイントの投資サービスを始めた。

投資に回したポイントは、投資信託に連動して自動的に運用され、引き出せば、今まで通り加盟店などで利用できるという。
ドコモは、気軽に始められるポイントの投資を入り口にして、実際の資産運用へと金融サービスを一気に拡大する狙い。

さらに、実際に現金で資産を運用し、運用額に応じてポイントがたまるサービスも発表した。
NTTドコモ・吉澤和弘社長は、「ポイントサービスというところで、われわれの市場にドコモとしての有利なところを、皆さんに体験していただく」と話した。

経営コンサルタント・森田章氏

投資家の育成へ

ドコモの取り組みについて経営コンサルタントの森田章氏は、「持っているポイントで投資ができるので心理的なハードルは下がり、初めて投資をする人も気軽に参加できるのではないか。企業側にとっても投資家の予備軍を育てていかれるので、次のステップとして金融商品を勧められるメリットがある」と話す。

そして将来的な狙いについて、「日本は金融資産の6割が現預金と言われていて、株式や債券はわずか。投資家の高齢化も進んでいてボリュームゾーンは60歳以上となっている。そうした中、スマホに親しんでいる若者を取り込むことは、意義ある取り組みだと思う。
今回はポイントが増えていくということに使っているが、それを超えてクラウドファンディングのように投資によって誰かを支援できるようになればさらに一歩進むのではないか」と指摘する。

携帯電話市場が頭打ちとなる中、ドコモは、ポイントの利用の幅を広げ、顧客の囲い込みにつなげたいとしている。

(「プライムニュース α」5月16日放送分)

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