中古マンションに熱視線 首都圏で価格高騰

  • 中古マンション市場のキーワードは東京五輪
  • 古いマンションもリノベーションで新築同様に
  • 中古価格の高騰どこまで?

不動産情報サービスのアットホームがまとめた首都圏の中古マンション成約価格は、2013年3月の2021万円から年々上昇を続けている。
今年3月には初めて3000万円を超え、5年間で約1000万円も上昇した。

33歳の小林謙介さんは、1LDKの中古マンションを4000万円で購入した。
その時の気持ちを
「長く住むつもりもなかったので、最初から中古でもいいかなと。
必要なところの部分はリフォームして頂いたので、たいして抵抗はなかった。資産になると願っている」と語る。

東京五輪により新築価格が高騰

(株)リライズ東京 谷川弘龍代表

中古マンションを扱う都内の不動産会社代表の谷川弘龍代表は、
「オリンピック招致が決まってから、職人の人件費や材料費が上がっている。その要因で新築価格も上がっていて、新築価格が上がれば中古価格も押し上げられて上がる」と説明。

谷川氏はさらに、「新築よりは中古の方が割安なので、新築を越えて中古の方が圧倒的に売れている。『新築じゃなくてい良い』という人は間違いなく増えている」とした。

新築マンションの価格とともに、中古のマンションの価格も高騰。
同等の物件であれば1500万円ほど安いことから、中古マンションの売買が加熱している。

リノベーションで新築同様の設備に

売り出し中だという中古マンションの一室は、築35年経っているにもかかわらず、
2LDKの部屋には解放感があり、内装はリノベーションされ新築同様。

「設備自体は最新のものを使っているので、新築と引けを取らない」と話す谷川氏。

キッチンやバスルームの設備も新築同様で、
新築だった当初は2000万円後半で販売されていたが、現在は中古で3699万円と、約1000万円上昇。
ピカピカにリノベーションされたマンションは人気で、売り出されるとすぐに買い手がつくという。

東京・港区にある、築15年のリフォーム前のタワーマンション。
シミがあったり壁紙が剥がれていたりしているが…

谷川氏はこのマンションについて「分譲当初は5000万円くらいだったが、リフォーム前の現状は7980万円で販売中」と説明。
このタワーマンションは、15年で販売価格が約3000万円も上昇した。

中古マンションの価格上昇はどこまで、いつまで続くのか

「周りではオリンピック開催までと言われているが、オリンピック後も世界から注目される。
日本は治安がいいので、住みやすいという意味では、海外の投資家たちも日本に向けての目線が熱くなると思うので、更に上がってくるのではと予想している」

そう語った谷川氏は、中古販売価格の平均が4000万円にまで上がるのではと目論む。

不動産関係者の予想

プライムニュース イブニングの他の記事