たこ焼きからタコが消える?! 世界で人気高まり価格高騰

  • 東京築地の冷凍タコ価格は1年間で約1.4倍に値上がり
  • ”悪魔の魚”だったタコが米で人気急上昇
  • ”庶民の味”から手の届かない存在に?!

外はカリッと、中はとろ~り!アッツアツの“タコ焼き”。
消費者の間では大好評の声。
「タコ焼き大好きです」「中がトロッとしてて味が美味しい。タコ大好きです」

大人にも、子どもにも愛されるタコ焼き
しかし、今その値段が高騰している。

銀座にあるたこ焼き屋「ふくよし」の渡邉健太郎店長は「タコの値段が去年の夏前ぐらいから3割くらい値上がっちゃってるんで。できるところまでは、このままの値段で維持していく」と材料の高騰に困惑している。

そこでスーパーに行ってみると、魚売り場に並んでいたのは、アフリカ・モーリタニア産の真蛸。値段は100グラム298円。

魚屋で客に聞いてみると、「高くなってますね、確かに!これ以上上がると確かに考えますね」「この間買った時の1.5倍くらい高い気がする。関西(出身)なので、タコ焼きやろうとすると、ちょっと高いのは困ります」と悲鳴にも近い声が聞こえてくる。

価格高騰に関して魚屋の店長は「厳しいですね。以前よりやっぱり3割~4割売り上げが減りましたね」と経営にも影響が出ていると語る。

東京、築地市場の冷凍タコの価格は、この1年で、約1.4倍にまで値上がりしている。

一体なぜ、ここまでタコが高騰しているのか…? 築地「大政」本店・小槻義夫さんにその理由を聞いてみると。
「アフリカのタコの不漁というのと、日本食がグローバル化されてる中で、ヨーロッパやアメリカ、中国でも食べられるようになった。価格的にはヨーロッパやアメリカは結構、高級商材みたいな感じで値段ドンドン上げて、去年の大体7割くらい上がってる」と、海外で食材としての人気が出ていることが要因にもなっているようだ。

これまで“デビルフィッシュ”悪魔の魚、と呼びタコを食べる習慣がなかったアメリカだが、「タコ焼き好きです。子供の頃は食べたことない」「タコ焼き!タコ焼き知ってる!」とアメリカでも人気だ。

東京・お台場の人気スポット、たこ焼きミュージアム。本場大阪の名店がしのぎを削っている。

タコの値上げについて会津屋の辻村卓巳店長は「(タコ焼きは)おやつ感覚で食べられるものだったのに、もうちょっと値上がりしたら困りますよね」「うちはギリギリまで値段を変えずにやろうと」と将来価格への転嫁を憂えている。

庶民の味「たこ焼き」。このまま価格高騰が続けば、手の届かない遠い存在になってしまうかもしれない。

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