「ながらスマホ育児」で家庭に危機! 親子関係は本当に大丈夫?

  • 育児中も「ながらスマホ」する親が全体の3分の2
  • 「ながらスマホ育児」の問題点を専門家は指摘
  • 育児中のスマホ利用にはタイミングやルール必要

「ながらスマホ育児」の現状

東京都内の公園では、1日、子どもを遊ばせながら、スマホを手にしている姿も・・・

こちらのお父さんは、ブランコで遊ばせながら、片手でスマホ。
遊具でも、スマホを操作するお母さんの姿があった。

シンガポールの少年が書いた作文を元に作られた絵本がある。
タイトルは『ママのスマホになりたい』。

ブロックの スゴいのが できたから
「ママ~! これみて~!」って いったのに
ママは、 スマホみてて ぜんぜん きいてません。
ママは、テレビのCMが はじまると スマホみて
テレビが はじまると テレビみて
あかちゃん ないたら あかちゃんみて
「いつになったら ぼくの ブロック みてくれるんだ~!!」

これ、思い当たるお母さん、多いのでは…?

2歳児の母親
すごい当てはまります。友達からラインとか来ると返事に夢中になっちゃって、子どもがオモチャとかやってても見ずに先に返信するから待っててって。一日何回も。

物語の男の子は、こう訴える。

「ぼくの まんまで ママに みてほしい!
ママがみてくれないと、 
ぼくは いなくても いいような きもちに なっちゃうよ。
だいすきな ママが キライに なりそうな ぼくが 
キライなんだ。
だから、ママの スマホに なりたいです」

4歳児の母親
心が痛い、耳が痛い。話しかけられてもスマホ見ててちょっとテキトーに返事しちゃうこととかある。

スマートフォン利用に関する意識調査

先月発表された意識調査では
子どもと遊ぶ時間を充実させることは大事だと考えている親は97.3%。


その一方で、子どもと遊んでいる時間に
スマートフォンを利用することが『よくある』『たまにある』と
回答した人が全体の3分の2にあたる65.9%にも及んだ。


30代の母親
(外では)見てる隙にどっかに下の子が行っちゃうので、(スマホは)あまり見ない。家にいると結構、使っちゃってるんで。

20代の母親
(LINEなどを)パッと返そうとしてた時にどこ行った?ってすぐ見つかるけどドキッてする事はなくはない。

「ながらスマホ育児」子どもへの影響

では、スマホを使いながらの育児は子どもにどのような影響を与えるのだろうか?明星大学教育学部の星山麻木教授に聞いた。

星山麻木教授
人と人が心を通わせたりコミュニケーションするというのは、いわゆる言葉ではない、いろんな力が必要。
表情だったり仕草だったり。
そういうのが経験として不足してしまうと友だち同士のやりとりや対人間のいろんなコミュニケーション、言葉以外のコミュニケーションをキャッチする力が弱くなってしまうかも。


今や家事や育児にも有効に活用されているスマホも、使い方次第で子供への悪影響の恐れがあると星山教授は指摘する。


星山麻木教授
子どもたちは自分を一番に見てもらいたい訳ですから、それよりスマホの方がお母さんには重要だってメッセージが子供に届いてしまう。


問題は母親だけではなく父親についても当てはまる

4歳児の母親
パパの方がひどい!携帯ゲームとか漫画見たりとか。それでケンカになることがよくある。

4歳児の父親
…ちょいちょい怒られてます。

20代の母親
(夫が)ゲームやってると、子どもともっと遊べばって思う。ケンカになるのも嫌なので言わない。


家族全体のコミュニケーション不足にも繋がりかねないこうした状況。
専門家は、スマホを使うタイミングや、その時間などにルールを決めることで、コミュニケーションへの意識を共有することができるとしている。

(「プライムニュース イブニング」5月1日放送より)

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