【GWの子育て】一緒に遊んで、子どもの脳も鍛える“一石二鳥”の遊び方

GWは子どもとの時間を有効に!<br>

カテゴリ:国内

  • コミュニケーションをとりながら、子供の脳も鍛えられる遊び方を提案
  • お絵かきは、工夫一つで右脳左脳の両方を鍛えられる
  • 「記憶の回路」を太くする訓練は、おでかけ中でもできる

今年も待ちに待ったゴールデンウィークがやってきた。30代、40代ともなれば、結婚して子どもがいるという人も少なくないだろう。
しかし、普段仕事をしていると、子どもが寝ている時間に出社し、子どもが寝てから帰るなんて生活も珍しくはない。

 
「たまにはゆっくり子どもとの時間を過ごしたい」。

今回はそんなパパのために、子どもの脳と心を育てる幼児教室・EQWELチャイルドアカデミーの田代充洋さんに、
(1)子どもとのコミュニケーションを取りながら、(2)子どもの脳を鍛えることができる
“一石二鳥”の遊び方を教えてもらった。

いつものお絵かきにひと工夫

まずは、子どもとの遊びの定番ともいえる「お絵かき」。描きたいものを自由に描くのもいいが、少し工夫をするだけで、右脳と左脳の両方を一度に鍛えることができるそうだ。

 「右脳には、『瞬間記憶(写真記憶)』という機能があります。見せたものをそのまま図や映像として記憶する力です。教室でも瞬間記憶力を育てるレッスンをしていて、丸や三角、四角などの簡単なものから、フォークやスプーン、魚などちょっと難しい絵をパッと見せて、それを描いてもらうようにしています。

パパやママが描いた絵を子どもに見せるなど、自宅でも簡単にできるので、ぜひやってみてください。記憶は右脳、実際に描きだすというアウトプットの作業は左脳を使うので、一度に右脳と左脳の両方を鍛えることができます」(田代さん、以下同)

 
また、瞬間記憶力を鍛えるのはお絵かきだけでなく、公園で遊んでいる最中にもできるそう。「何の遊具があった?」「花壇には何色の花が咲いてた?」などでもいいとのこと。

おでかけの最中にも右脳教育はできる!

本を1回読んだだけで内容を覚えられる子どもがいれば、そうでない子どももいる。
両者の違いは、「記憶力というよりは、記憶の回路を太くする訓練をしたかしないか」だと田代さんはいう。そして、「記憶の回路」を太くする訓練は、「おでかけ中でもできる」のだとか。

 
「『記憶の回路』を太くするには、色んなことを覚えた経験がどれだけあるかが重要になってきます。つまり、何かを覚える機会をより多く与えることが『記憶の回路』を太くすることにつながるのです。
たとえば、電車に乗っている時。実際に電車に乗りながら、その路線の駅名を覚えるといったことでも、訓練になります」

今回は、「駅名」を例に挙げてもらったが、「車」や「キャラクター」、「昆虫」、「国旗」など、覚えるのはどんなものでもOK。田代さんは、「大事なのは小さな時から遊びの中で『覚える』という訓練をすること」と話し、以下のように続ける。

 
「たとえば野球選手は、試合の時だけ注目されますが、試合の時だけ頑張っているわけではありませんよね。毎日コツコツと素振りをしたり、キャッチボールをしたり、継続して努力しているはずです。
『記憶』もそれと同じで、コツコツと遊びの中で何度も訓練してきた子は、『記憶の回路』も太くなるのです」

ちょっとやんちゃに遊ぶことも成長には必要

ここまで、気軽に取り入れられる「遊び×脳教育」を聞いてきたが、田代さんは「思いっきり体を動かすだけでも子どもにとってはメリットになる」とも話す。

 
「社会的に『じっとしている子』や『おとなしい子』が『いい子』というイメージがありますよね。しかし、その考えをなくしてもらいたいと思っています。
子どもにとっては、体を動かすことはとても大切なこと。親にとっては嫌なことかもしれませんが、はしゃいだり、興奮したり、ちょっと暴れたりすることも子どもの成長には欠かせない要素です。

暴れたり、走り回ったりしない環境で育つと、何らかの刺激があって興奮した時に、自分をコントロールする力、自分で解決する力がつかないまま大人になってしまいます」

 たしかに、おとなしくじっとしていて、誰にも迷惑をかけない子どもが「いい子」と考える人は多いだろう。しかし、自分を抑圧せずに、ある程度自由に走り回らせることで、ストレスを発散する方法が身につくのだ。

 
「ゴールデンウィークは、パパやママととにかく体を動かす遊びをたくさんしてほしいです。缶蹴りとか、だるまさんが転んだとか、鬼ごっことか、簡単な遊びでもいいと思いますよ」

 
冒頭でも触れたが、普段は子どもとすれ違いの生活を送っているパパも多いだろう。「子どもとコミュニケーションを取りたいけど、どうすればいいかわからない…」。
そんな時、スマホやタブレットで動画を見せたり、ゲームをさせたりするのはやめて、難しいことは考えず外で思いっきり遊んでみてはいかがだろうか。


取材・文=明日陽樹/考務店

取材協力 EQWEL(イクウェル)チャイルドアカデミーhttps://www.eqwel.jp/index.html