売れ筋商品の“成分”に学べ!熊本「復興菓子」の新データ戦略

カテゴリ:国内

  • 南阿蘇村の菓子メーカーは新しいアプローチで新商品開発
  • 通称“POSデータ”だけでなく成分データも分析
  • ショートニングが入っているクッキーは1.67倍売れる

熊本の地震から2年。
県内で特に被害の大きかった南阿蘇村にある菓子メーカーが、全く新しいアプローチで新商品の開発に挑戦中だ。

(株)古今堂製造部の牛島栄男次長

“成分”に注目

スーパーやコンビニのレジなどで商品が売れた際に蓄積される商品データ、通称POSデータ。
このデータを活用して、売れた商品から、 そこに含まれる“成分”に注目したのだ。

(株)データビークルの代表取締役・油野達也社長は、「販売時点情報(POSデータ)は、『何月何日に何が売れた』というデータ。何が売れたかは分かるんですけど、なぜ売れているかはわからないので、そこに成分データをぶつけて、粒度が異なるものを合わせて分析している」と話す。

つまり、成分から売れる商品の傾向を分析。
例えば今回は熊本地震からの復興にはずみをつける新商品の開発ということもあり、 地元名産品であるいちごの「熊(ゆう)紅(べに)」を使用し、商品はクッキーという条件に基づき、どんな商品が売れているかを分析した。

すると…  
まず、いちごの成分を含む製品の方が、含まない製品より高い価格で年間を通して売れているデータ結果が導き出され、いちご味が売れることが裏付けられたのだ。

「熊紅」+ショートニング

いちご味は売れる!

さらに、売れる傾向にある成分も明らかになった。
人気のクッキーには豚肉成分のショートニングが入っていて、入っていないものと比べ1.67倍売れていたのだ。 
 
ショートニングはサクサク感を増す時に使われることが多く、売れ筋の食感までデータから導き出されたのだ。

これまでにないアプローチで新商品を開発することになった(株)古今堂製造部の牛島栄男次長は、「データ的にいちごの商品は売れますよということで、やってみようかなと思った。どういう風になるのか不安もあればちょっと楽しみな部分もある」と話した。 
 
現在はゴールデンウィーク明けの5月中旬をめどに発売をめざし、最終調整を行っている。 

(「プライムニュース α」4月13日放送分)

プライムニュース αの他の記事