トレードマークを封印したザッカーバーグ FB個人情報流出をネクタイ姿で証言

カテゴリ:ワールド

  • ザッカーバーグCEOがスーツにネクタイ姿で公聴会に出席
  • 「私はフェイスブックを始め、経営している。私に責任がある」と謝罪
  • 投稿内容を確認する職員を5000人増やして2万人規模にすると証言

トレードマークを封印

フェイスブック(FB)の個人情報流出問題で、ザッカーバーグCEOは10日、米議会上院の公聴会に出席した。
ザッカーバーグ氏は、トレードマークのTシャツとジーンズ姿ではなく、スーツにネクタイを締めて登場。
その姿を写真に収めようと、多くのカメラマンに囲まれた。

最大8700万人分の個人情報が不正流出

ザッカーバーグ氏は緊張した面持ちで、丁寧に議員らの質問に約5時間にわたり応じた。

ザッカーバーグ氏は、FBを大学時代に開発し、現在20億人以上のユーザーがいると説明。
最近では、“ME Too”ムーブメントにFBが一部関わっていることや、7000万以上の中小企業がFBを利用して成長しているなどの功績も紹介した。

ザッカーバーグ氏は冒頭、「大きな間違いだった。私の誤りだ。申し訳ない。私はフェイスブックを始め、経営している。私に責任がある」と謝罪した。
この問題は、世界で最大8700万人分に及ぶ個人情報が不正に流出し、大統領選挙の際、トランプ陣営に利用されたとも報じられ、ザッカーバーグ氏は個人情報が悪用されないための十分な対応をしていなかったことを認めた。

また、再発防止策を徹底する考えを示し、投稿内容を確認する職員などを5000人増やして、2万人規模にすることを明らかにした。
ザッカーバーグ氏は、「性格診断アプリ」を使ったFB利用者とその友人らの個人情報が、イギリスの選挙コンサルティング会社、ケンブリッジ・アナリティカ(CA)に流れたと説明。
このCAは、トランプ大統領の側近だったスティーブ・バノン前首席戦略官らアメリカの右派勢力と密接なつながりがあり、2016年の大統領選挙ではトランプ陣営の宣伝活動を担っていた。

FBは情報流出を2015年に把握しながら、CAからデータを削除したとの連絡を受け、問題は解決したと判断して利用者に報告していなかった。
しかし、情報は実際には削除されておらず、現在イギリス政府と協力して、徹底的に調査を行っていることを明らかにした。

また、ムラー特別検察官によるロシア疑惑捜査にFBが協力中であると述べたが、自身は聴取を受けていないと語った。

11日は、下院の公聴会にも出席し、証言することになっている。