会議にイスは必要なし!?「立ち会議」の意外な効果

新しい働き方 「立ちスタイル」はメリット尽くし?

カテゴリ:国内

  • 時間の短縮、スペースの効率化、生産性アップ
  • 会議の8割が1時間程かかっていたが、立ち会議では5分~30分で終了
  • ざっくばらんに若手も意見を言える環境

“立ったまま行う”会議

「みなさん打合せを始めますのでこちらにお集まりください」  

東京・丸の内にある東京海上日動火災保険・本社ビルの経営企画部内で取り組んでいるのが、“立ったまま行う”会議。    
 注目すべきは、その“時間”。 

東京海上日動火災保険(東京・丸の内)

間髪入れずに次々と意見が飛び交う会議は、わずか5分たらずで終了した。

会議に出席した社員は、「立ってやることによって逆に疲れないように効率的に早めに切り上げるじゃないですけど、ポイントを絞って話そうという意識になります」 と話す。

会議時間を短くし、生産性を高める為に導入された“立ち会議”。     
会議が短時間で終わるよう、“資料作り”も変化が表れていた。 

「事前にメールで、どの資料を使うか、今回の会議のポイントはこういうことです、など事前に資料に目を通した上で集まっている」 と社員は話す。

ざっくばらんに若手も意見を言える環境

 これまで会議の8割が1時間程度かかっていたが、立ち会議導入以降、ほとんどが5分から30分で終わるようになったという。     
 
さらに若手社員は、「みんなで囲んで改まって会議するより、同じ画面を見て話した方がフランクに意見もいいやすくてすごくいい」 と、思わぬ効果を話す。

従来の形式ばった“会議室”ではない為、ざっくばらんに若手も意見を言える環境が生まれたという。

内田洋行(東京・中央区)

“スマートボード”で会議

こうした“会議改革”に、商機を見出す企業も出てきている。 

東京・中央区にある内田洋行では、ホワイトボードならぬ、“スマートボード”の活用で、テレワーク勤務する社員や離れた部署を映像でつなぎ、会議を行っている。
意見を出し合うだけでなく、相互でボードに直接書き込めるシステムも備えたこの商品は1年で100台売れたという。
 
内田洋行ICTプロダクト企画部・橋本雅司課長は、「今までだったら出張してもらうとか、場合によっては参加できなかったメンバーにも同じ会議室の中にいるような状態で板書に相互に書きあうことができる。また、情報をすぐにPDFで渡すことが出来たり、決めた内容がすぐにアクションに移せる」と話す。

「時間は資源」を象徴する会議の“スマート化”。 
 多くの企業が採用する動きが出ている。

時間の短縮、スペースの効率化

経営コンサルタントの松江 英夫氏は、「立った会議だと結論を早く出そうとするので無駄なことを考えなくなる。時間の短縮につながるし、会議室を取る必要がないのでスペースの効率化にもなる。しかし、立ち会議ばかりやっているとさすがに疲れるので、目的に応じた会議のスタイルが大事かなと思う」と指摘する。

(【動画】「プライムニュース α」4月10日放送分)

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