子供が消える村。ライフスタイルの変化が救いになるか?

カテゴリ:国内

  • 奈良県上北山村では2045年に14歳以下の子どもが“ゼロ”予測
  • 上北山村には世界遺産があり自然で溢れている
  • 現在、小中学生が6人…「この村で仕事がしたい」

過疎が進み、子どもがいない町…

こんな未来予想図が、現実のものとなってしまうかもしれない。

27年後、ある村で子どもがいなくなってしまうかもしれないという予測が発表された。

衝撃を与えた将来推計人口

その村とは、雄大な自然が広がる奈良県の上北山村。

山の尾根に向かって一直線に広がる紅葉が美しい、奈良県で2番目に面積が広い村だ。

先月、国立社会保障・人口問題研究所が発表した予測は、村に衝撃を走らせた。

14歳以下の子どもの数は年々減っていき、2045年には“ゼロ”になるというものだ。

全国で唯一、上北山村だけが“ゼロ”だという。

この発表に山室潔村長は「過疎が進んでいる状況において、村長として、少しでも努力というか、はかない抵抗であったとしても頑張らなければならないと思っております」と戸惑いを隠せない様子だった。

この調査は、国立社会保障・人口問題研究所が発表した統計で、30年後の人口減少率を高い順にランキングしたものだ。

そこでも奈良県上北山村は4位にランキングされてしまった。

他にも人口減少率が高いと予想されてしまった市町村は奈良県が多く、トップ10のうち半分を占めてしまっている。

予測1位の奈良県川上村・栗山忠昭村長は「過疎対策をがんばっているけど苦しい。今住んでいる人たちにも誇りを持ってほしい」と辛い現状を語る。

子ども“ゼロ”予測の村はどんな村?

上北山村とはどんな村なのだろうか。

奈良県の南部に位置する上北山村は、広さが東京23区の半分ほど。
最寄り駅の近鉄大和上市駅までは、車で約1時間かかる。

人口は4月3日現在で513人。
世界遺産・ユネスコエコパークに登録されている大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)があり、自然が溢れる村だ。

信号は1つしかなく、コンビニも今月初めて1軒できた。
そのコンビニも火曜日が定休、営業時間は朝7時から午後8時で、24時間営業というわけにはいかないそうだ。

山室村長に取材したところ、ジビエが大変おいしく、村内では「鹿肉コロッケサラダ丼」、「鹿肉コロッケバーガー」が食べられるという。

村の人口分布を見てみると、最高齢は102歳。
やはり高齢化が深刻なようで70代が最も多く97人。

子どもの数は、小学生がわずか2人で中学生が4人の計6人のみ。

村は子育て世帯を増やそうと対策をしていて、子どもが18歳になるまで、1人あたり毎年10万円など、合計およそ200万円以上が支給される他、様々な手当があるという。

きのう中学校の入学式を終えたばかりの上北山中学校1年生・田垣内蓮くんは、「小さい頃から警察官になりたいと思っていました。結婚してこの村に帰ってきて仕事をしたいです。上北山村の子どもがいなくなったら、その分活気とかもなくなってしまうかもしれないので、やっぱり子どもの人数は増えて欲しいです」と村の将来を真剣に考えていた。

古市:
今の時代はインターネットや、ネット通販があるから、本当は田舎では昔よりも住みやすくなっているはずなんですよね。だからライフスタイルとしてそういう地方に住む人が増えてもいいのかなという気がしますね。

伊藤:
こういう場所は今後どんどん増えて行くのかなという状況でもありますよね。

小倉:
秋田は一番最初になくなる県とも言われていますね。


少子高齢化が叫ばれる昨今。
子どもを“ゼロ”にさせないために、国や市町村だけではなく、私たち一人一人が考えていかなければいけない。


(『とくダネ!』ヤマサキ調べました・4月10日放送分)

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