エントリーシートから合コンまで『AI』で人間の「信用度」を算出する時代へ

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エントリーシートの人材選考にもAIを活用

「AI=人口知能」に関するニュースを毎日のように目にするようになった。

AIといえば、ロボットに搭載され、人とのコミュニケーションに役立てられるものだけではなく、ウェブではユーザーの好みに合った検索結果を提案する仕組みに利用されたり、オークションサイトで出品された商品の真贋を見極めるために利用されたりと、私たちが意識していない部分でもおなじみの技術となった。

最近では、AIを搭載したスマートスピーカーの登場で、身近な家電とつながり、声で操作できるようになるなど、AIは私たちの生活をより便利にする手助けをしてくれるものと期待されている。

一方で、企業の就職活動においては、過去のデータを学習させたAIに、エントリーシートを読み込ませて、応募者の選考に利用している企業が出てくるなど、これまで私たちが行ってきた仕事の一部をAIが代わりに行うケースも次々と出てきている。

AIで算出した数値で合コンの勝敗を決する時代へ

2018年を「AI元年」を指摘する人もいて、運用は本格化。

AIは今では、あらゆるサービスのバックプロセスに搭載され、目に見えないところで働くプログラムとして動くものとなり、これからは、AIによって便利になった生活や、改善された働き方など、私たちの生活自体がニュースとしてとりあげられる機会が増えていくだろう。

中国では、AIでビッグデータを分析して算出した数値が「合コン」での信用度となっているケースもあるが、日本でもAIなどを活用して個人の与信情報などを数値化しようという動きがあり、AIで算出された数値が、合コンの勝敗を決する時代が日本でやってくるのも、時間の問題かもしれない。

AIの普及はAIの仕事に従事する人を増加させる

ここまでAIの活用領域が広がってくると、AIが人間の「労働」を奪うのか?という点が気になるところ。

AIは私たちが現在行っている単純労働を、代わりに効率よく行ってくれるものだが、その現場でAIをどう活用し、どう稼ぐのかということを考えるのは、結局人が行っていくことになると考えられている。

AIがどれだけ普及してもすべての労働を奪うのではなく、肝心な部分は人の判断で回っていく。
また、AIを使った新たなビジネスが生まれれば、これまでにない新たな仕事が生まれ、新たに従事する人が出てくる。

かつて、インターネットが誕生したことにより、インターネット業界で働く人が大きく増えたように、AIの普及で、AI界隈の仕事に従事する人も増えていく。
すでに現在でも、AIを扱うことができるエンジニア、技術者が足りず、各社から引く手あまたの状況となっている。

既存の仕事をAIが担当するケースが出てくる一方、雇用やサービスが新たに生まれることで、AI時代の成功者も出てくるだろう。

一般企業でも、AIを取り入れたことによる効率化で、時間的に余裕が生まれ、その時間を別の仕事に振り分けることが可能となる。今後はAIにより生まれた余裕や新ビジネスをどう活用するかも、AI時代を生き残るための企業戦略として必要不可欠となりそうだ。

いずれにせよ、本格的なAI活用による、経済構造の変化に私たちはすぐに備える必要があるだろう。

【執筆:フジテレビ 経済部デスク 西村昌樹】

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