中谷元・元防衛相 「東京にオスプレイの配備は必要」

3年前から決まっていた

  • “輸送用”オスプレイと“特殊作戦用” オスプレイの違いは用途
  • 3年前、中谷元・元防衛相が大臣時代、横田にオスプレイを配備することは既に決まっていた
  • 中谷元・元防衛相「配備は必要。抑止力や対応力のために、より強力な装備が必要」

東京に配備されるオスプレイは“特殊作戦用”

今年夏、東京の横田基地に米軍の垂直離着陸輸送機、オスプレイが配備される。横田基地は、東京・福生市や立川市、昭島市など5市1町にまたがっており、その総人口は約42万人だ。横田基地には今後数年間で、合わせて10機が順次配備される予定。

横田に配備されるオスプレイは、沖縄・普天間基地に配備されていた、米海兵隊の輸送用オスプレイMV-22と比べ、より過酷な条件下での任務を想定した、米空軍特殊部隊のオスプレイCV-22だ。

このCV-22オスプレイの配備について、自民党、中谷元・元防衛相に反町理キャスターが話を聞いた。


ーー2種類のオスプレイの違いは?

中身はまったく一緒なんです。
用途がMVの場合は海兵隊で、CVの場合は米空軍の特殊作戦用で。
特殊作戦というのは、たとえば人質を救出に行ったり、シークレットな状態で、ある地点に降りるとか。また災害時も普通行けないような所に行けたり。
熊本大震災の時もオスプレイに来て頂いて、食糧とか運びましたけど、そういった特別な所で威力を発揮する、非常に優れたオスプレイです。

「輸送用」より事故率が高い「特殊作戦用」

ーー輸送用のMV-22より、特殊作戦用CV-22の方が事故率が高い、危険では?

これは試作機を作っている段階で、何回か落ちたんですね。
分母が飛行時間ですから、まだ7万5000時間しかありません。
10万時間と比較していますので、時間が経てば経つほど、数字は低くなると思いますし、私も2度(両方)乗りましたけど、非常に安定していました。
女性パイロットが操縦していました。


ーー市街地を飛行したり、夜間の飛行について、周辺住民は不安では?

今でも沖縄の飛行は非常に気を遣いながらやっていますけど、日米安保委員会で取り決めをしまして、高度を保つとか、飛ぶ場合の安全事項、細部にわたってやってますので、くれぐれも安全に気をつけながら対応しています。
モードを変換する時も、住宅地の上ではやらないですし、緊急事態のために、夜間の訓練も必要なんですけど、当然無理なこととか、危険なことは回避しつつ、やはり習熟をして、安全の範囲の中で訓練は行います。

オスプレイの横田配備は3年前から決まっていた

ーーなぜ“横田基地”に配備するのか?

アジアの情勢が非常に緊張しているということで、米軍は日米安保条約で、日本の防衛と極東の安定をやってますけど、トランプ政権になってアメリカは新しい国防方針が出ました。
この方針というのは、やはり中国とロシア、これが大国主義でして、非常に自らのエゴを推し進めていくということで、やはり退治をしなければならない。
なので、特殊作戦用のオスプレイを日本に配備しておく。
それによって、日米同盟の絆を強固にすると同時に、色んな事態にしっかり対応できるような、パワーアップという面があります。

横田は在日空軍の司令部があり、在日米軍司令官がいるところ。アメリカの要人などが頻繁に往来する為、そういった場合に、東京・横田にいることが非常にメリットになります。
訓練を沖縄や東富士で行いますが、極力、沖縄基地の負担軽減をする。航空機を分担する意味で、横田に配備されるのではないでしょうか。
3年前、私が大臣の時に、既にアメリカから連絡を受けていて、予定でいきますと、昨年配備される予定でしたが、中東情勢などがあって、事情で配備が遅れた。
ただ、元々横田に配備されることは、3年前から決まっていました


ーー確認ですけどもね、北朝鮮情勢は何が起きるか分からない、中国・ロシアの緊張関係を見た時には、CV-22の配備は日本の安全保障上、必要な措置であるという理解でよろしいんですね?

そうです。それと機動力・能力があるため、災害の際、自衛隊と日ごろから訓練して共同対処するということで、私には配備は必要であると思うし、また抑止力や対応力。
このためにはより強力な装備が必要だと思います。


(『プライムニュース イブニング』4月4日放送分より)

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