国税庁サイトがリニューアルで大混乱!とにかくトップページに飛ばされる理由を聞いてみた

担当者「どうかトップページからご利用ください」

カテゴリ:国内

  • リニューアル後「検索→トップページ」の無限ループ
  • 個人が作ったお助けサービスが登場
  • リクエストしたので1週間ぐらいで解消する?

国税庁のサイトが無限ループ…

国税庁のWEBサイトが、3月31日にトップページを除くほぼ全てのページのURLを変更するリニューアルを行ったが、予想もしなかった混乱が起きている。
トップページなどにある「サイト内検索機能」では一部で古いURLが表示される不具合があり、さらにその古いURLにアクセスするとトップページに戻されてしまう。

これはGoogleなどの外部検索エンジンでも同様で、今のところリニューアル前の古いURLを表示する場合が圧倒的に多い。
つまり目的のページを検索しても「トップページ→検索→古いURL→トップページ」の繰り返しでたどり着けない。
さらに、まとめサイトなどに集められた古いURLも全て使えない状態になっている。

今回のリニューアルは決算の重要な区切りである年度末に行われたため、SNSなどにはユーザーからたくさんの怒りの声が上がっている。

個人開発のお助けサービスが登場

一方、この事態を収めるようと立ち上がる者も現れた。
エンジニアの「ぽち@pchw」さんは、古いURLを入力すると新しいURLに変換する「国税庁URL変換器」というWEBサービスを個人的に開発し、4月3日に急きょ公開。

ときおり未対応のURLが見つかっているが、報告を受けては頻繁にアップデートを重ねている。

国税庁に聞いてみた

国税庁は4月3日に「お知らせ」を更新し、検索エンジン側にリクエストするなどの措置を講じていること、即日から一週間程度で検索結果に新URLが表示される見込みであること、などを告知。
今しばらくの間、国税庁ホームページのトップページからの案内表示に従って利用してほしいとしているが、そもそもこんな状態でまともに使えるのだろうか?
そして、この混乱はいつまで続くのか?国税庁に聞いてみた。

――なぜリニューアルを行ったのか?

国税庁のWEBサイトは、前回平成19年に大きなリニューアルを行ってから10年ほど経っていました。
その間、いろいろな情報が増えて雑多になり、分かりにくいというご意見が出ていたので、改善することになりました。

また平成27年には、内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室から、各省がサイトを改装する際にデザインを統一するなどのルールを定めた「Webサイトガイド」が出されいたので、これにのっとってリニューアルを行いました。

リニューアルでいろんな画面サイズに対応

――具体的には何が変わったのか?

以前の国税庁WEBサイトは、さまざまな画面サイズの違いに適応しておらず、スマホなどでは小さく表示されていました。
今回のリニューアルによって、「レスポンシブルウェブデザイン」という、いろいろな画面サイズへの対応ができるようになりました。

またグローバルナビゲーションという分かりやすい案内リンクをページ上部に表示しています。
ほかには、文字を大きく表示したり、行間を広く確保することで、より見やすく、クリックもしやすくしています。
トップページには新たに、分野ごとにタブで分けた新着情報とアクセスランキングを設けました。

――なぜ古いURLを開くとトップページに飛ぶのか? 新しいURLに飛ぶようにはできなかったのか?

国税庁のサイトは膨大で全部で数万ページもあります。
その古いURLの全てが新しいURLに飛ぶようになっているのか確認作業も膨大になってしまいます。
そこで今回のリニューアルでは、ご案内しているようにトップページから利用するようにさせていただきました。

――この不具合はどれぐらい続くのか?

この事象がどれぐらい続くかについては、昨日の午後3時ぐらいに検索エンジン側にリクエストをしており、そこから数日~一週間ぐらいかかるとされています。
国税庁のサイトはYahoo!検索を導入していますが、Yahoo!もGoogleの検索エンジンを使っているということなので、リクエスト自体はGoogleのほうにしています。
Googleの検索結果が変わると、Yahoo!も変わってくると聞いております。

国税庁のホームページでは、「利用者の皆様方にはご不便をおかけいたしますが、今しばらくの間、国税庁ホームページのトップページからの案内表示に従ってご利用いただきますようお願い申し上げます。 」としている。