北極ツアーには水着持参で!?4月からが観光シーズン「北極」の楽しみ方

カテゴリ:暮らし

  • 初めて日本人が北極点に到達したのは1978年
  • これから海鳥が繁殖し、植物が花をつける季節
  • 最も安いツアーで32万円

今、「極地ツアー」が熱い!

実は4月から「北極」が本格的な旅行シーズンに突入するという。

「北極」といえば、観測隊やテレビの取材チームが自然の驚異や様々な苦難を乗り越え、ようやくたどり着くイメージがあるが、果たしてどんな旅になるのか?

北極の観光シーズンはこれから本番

巨大な氷河をゾディアックボートでクルージング

北極といえば、コンパスが示す北へ向かってどんどん進んだ先にある最果ての場所。

北緯90度の北極点付近には大陸や島が存在しないため、地図では海が広がっているように描かれているが、実際は一年中氷に覆われているという。

年中寒いイメージがあるが北極はこれから海鳥が繁殖し、植物が花をつける季節を迎えるので、観光ツアーのほとんどは4~10月頃に実施される。

南極点

まさに最北の地と言える「北極点」は、19世紀からさまざまな探検家が到達に挑戦。

日本人では1978年に日本大学山岳部が初めて到達に成功したといわれている。そんな極限の環境に、今ではたくさんの旅行客がやってくるそうだ。

北極ツアーとは?

様々な冒険旅行を運行する会社の日本正規代理店である「クルーズライフ」では、もちろん極点を目指すツアーから、カナダ・ロシア・グリーンランドを巡るものなど、95もの北極旅行やクルーズを取り揃えている。

しかし、日常からあまりにかけ離れた世界への旅だけに、どんな楽しみがあるのか、どんな人々と一緒になるのか、まったくイメージできない人も多いのではないだろうか。

そこで、なにを持っていけばいいのか?いくらかかるのか?など極地ツアーの基本を聞いてみた。

北極は-5℃~+5℃くらいです

北極観光の様子

ーー北極はこれから4~10月頃が観光シーズンだというが、逆に南極は10~3月にツアーが集中しているのはなぜ?

北極も南極も観光シーズンは「夏」です。ただし、南極は南半球にあるため、北半球の「冬」の時期が「夏」になります。

北極・南極ともに「夏」は日照時間が長く、野生生物が繁殖・子育てを行うため最も観察できる時期です。

また、海氷が少なくなり耐氷船の航行にも適しています。

一方「冬」は、南極半島の一部を除き、太陽が昇らない極夜となるため、一日中真っ暗闇になります。

ヒゲペンギンの子育て(南極)

ーー北極はかなり寒いのでは?

観光で訪れる地域は「夏」のシーズンですので-5℃~5℃くらいです。

一方、南極では「夏」でも南極点などの内陸は標高も高いため、-40℃くらいまで下がる時もあります。

防水ズボンが必須です

ーー防寒具は自分で持っていくのか?

運航会社により違いはありますが、観光に必要なパルカという防水性の防風・防寒上着は無料進呈で、ゴム長靴は無料で貸出しします。

ご用意頂きたいものは「防水ズボン」です。足場が悪く、足元が濡れますので、防水性が必須です。

またパルカの下に着る、保温性の高い「下着」、「トレーナー」や「フリース」等と「手袋」、「帽子」も必要です。

さらに日差しが強く非常に乾燥しているため、「サングラス」や「日焼け止め」、「リップクリーム」も必要になります。

ーーパンフレットには「水着」を持っていくように書いてあるが何に使うのか?

気象条件がよければ、北極海や南極海で自由参加型の「飛び込み大会イベント」が行われます。

旅行の記念にチャレンジしてみたい方にはぜひ「水着」お持ちください。ただし、周りは氷が浮いているので、海は非常に冷たいです。

北極海飛び込み大会

32万円から「究極の旅」まで

ーー最も安い北極ツアーはいくら?

5月23日発の「野生生物の楽園・フェア島、フェロー諸島、ヤンマイエン島とスピッツベルゲン島クルーズ11日間」で、約32万6245円です。

こちらのコースではスピッツベルゲンに向かう途中、なかなか行くことはできない絶海の孤島を訪れます。

極点を訪れるツアーでは、4月13日~15日の「北極点到達とボルネオ アイスキャンプの旅3日間」で約228万6985円です。

また一番価格が高いコースは、6月に実施する北緯90度の北極点クルーズ(約311万0251円~488万7847円)で、原子力砕氷船を利用して広大な北極海の氷を突き進み北極点に降り立つ、究極の旅が体験できます。

クルーズ中にヘリコプター遊覧も予定しています。

北極点到達セレモニー

ーー極地ツアーに添乗員はいるのか?

現地発着ツアーには添乗員は同行しません。ただ、特定のコースには、弊社のスタッフが日本人通訳として乗船し、船内で行われる極地講座やブリーフィング等を日本語の同時通訳をしています。

また旅行会社が主催するツアーには、日本出発から帰着まで添乗員が同行するコースがあります。

ーー日本人ツアー客はどのぐらいいるのか?

ツアーにもよりますが日本人の参加者は1割以下、日本人通訳乗船コースだと1割くらい乗船しています。

国別にすると、一番参加者が多いのはアメリカ、次いで中国、オーストラリア、ドイツ、イギリスなどです。

北極ツアーの魅力

セイウチの群れ

ーー北極ツアーの見どころは?

やはり、野生生物と大自然でしょう。

厳しい自然環境で生きる野生の動物たちは動物園とは比較にならず、迫力があります。ホッキョクグマやセイウチ、アザラシなど野生生物との出会いは大きな感動を与えてくれます。

ホッキョクグマ

また、頭上を舞う無数の海鳥など、圧倒的なスケールの大自然にも注目です。

頭上を舞うたくさんの海鳥

360度見渡す限り氷の海、氷河に覆われた大地、ツンドラの大地に咲く可憐な花々など、人類の手が加えられていない無垢の大自然を間近で見て、その場を歩くこともできるのが北極の魅力です。

さらに北極ツアーは高緯度地域を訪れるため、夏の時期は白夜となり、夜中でも太陽が高い位置に輝いている不思議な感覚が体験できます。

(写真提供:クルーズライフ)