徳島県が東京に「ケンカ」売ってる?「vs東京」って何をやっているのか

ついに「vs東京」の旗を掲げる施設が東京渋谷に完成!

カテゴリ:話題

  • 県知事の会見も「vs東京」
  • 東京よりイイところはたくさんある 
  • 東京が完敗なのにアピールしないこと

日本を代表する都道府県である東京都に、ケンカを吹っかけている「県」があることをご存じだろうか?

飯泉嘉門(いいずみかもん)徳島県知事の定例会見では、「vs東京」という言葉だらけ!今回だけ特別というわけではなく、徳島県はず~っと「vs東京」を宣言し続けているそうだ。

徳島県が東京都よりイイところ

「vs東京」とは、2014年から使い始めた徳島県をPRするための共通コンセプトだという。

徳島県と言えば四国4県の右はじ的な場所にあり、去年発表された「都道府県の魅力度ランキング2017」では下から2番目という、なかなか いじってもらえない不遇な位置にいた。

そんな徳島県が、ビッグシティ・東京を敵に回す狙いは何なのだろうか?

公式サイトでは、様々な動画やデータを使って徳島県の魅力や優位性をPRしていた。

その随所で敵視しているライバル東京と比較検討。人口10万人あたりの幼稚園数や、小児科医師の数では全国1位。他にも、女性が社長や管理職に就く割合や、学校の教室LAN整備率生産額ベースの食料自給率などでは東京をしのぐという。

それにしても、大都会・東京が好きで住んでいる人や、メガロポリス・東京にあこがれている人は、あまりいい気がしないのではないだろうか。
徳島県はなぜ東京を敵に回そうとしているのか?
担当者に聞いてみた。

東京にはない価値に気付いてほしい

ホウドウキョク:
なぜ「vs東京」なのか?

担当者:
「vs東京」は3年前に発表しましたが、当時は東京の一極集中が問題視されていました。

誰しもがいいと思うから東京に集中するのでしょう。

しかし、東京にはない「ゆとり」というか「癒し」というか、そういうものが地方にはあります。そこに目を向けてほしい、気づいてほしいという願いを込めて、「vs」という強い言葉をコンセプトに使いました

ホウドウキョク:
「vs東京」を初めて手ごたえは感じているのか?

担当者:
「vs東京」を使い始めた時は、まだ地方創生という言葉は使われていませんでした。

そういう意味では、徳島県が地方創生や昨今の地域活性化をけん引できたのではないかと感じています。

実際に、徳島県のコンセプトや思いに気づいて県外から移住してきた人は700人以上います。もちろんこれがゴールではなく、すべてがうまくいっているわけではありませんが、「vs東京」の効果は確実に出ていると思います。

ホウドウキョク:
なぜ「vs東京」なのか?

担当者:
「vs東京」は3年前に発表しましたが、当時は東京の一極集中が問題視されていました。

誰しもがいいと思うから東京に集中するのでしょう。

しかし、東京にはない「ゆとり」というか「癒し」というか、そういうものが地方にはあります。そこに目を向けてほしい、気づいてほしいという願いを込めて、「vs」という強い言葉をコンセプトに使いました

ホウドウキョク:
「vs東京」を初めて手ごたえは感じているのか?

担当者:
「vs東京」を使い始めた時は、まだ地方創生という言葉は使われていませんでした。

そういう意味では、徳島県が地方創生や昨今の地域活性化をけん引できたのではないかと感じています。

実際に、徳島県のコンセプトや思いに気づいて県外から移住してきた人は700人以上います。もちろんこれがゴールではなく、すべてがうまくいっているわけではありませんが、「vs東京」の効果は確実に出ていると思います。

地方創生…2014年9月に安倍総理が記者会見で使ったことが有名。

徳島カラー「藍色」が世界に羽ばたく

徳島県は、サッカー日本代表のユニフォームにも使われた「藍色」の原料作りの本場として知られている。
「vs東京」公式や徳島県のサイトでも「藍色」は多用されている。
また2017年9月には、次期 東京五輪・パラリンピック公式エンブレムに「藍色」のデザインが選ばれた。


担当者:

もちろん我々に五輪エンブレムを選ぶ権限はありませんが、私自身は「藍色」が選ばれたらいいなと思っていました。

藍色のエンブレムが決定すると、徳島県ではオリンピックの開会式が行われる7月24日を「とくしま藍の日」に制定。さらに条例で、県の色を「藍色」と定めました。

全国的に県の色を決めている自治体は他にないようです。

東京オリンピックが開幕する2020年7月24日は世界中の人が注目するはずですから、そこに向けて徳島県としても「藍色」をPRしていこうと考えております。

東京に「vs東京」の本拠地が完成

担当者:
コンセプトを定めたあと、「vs東京」の旗を掲げる施設を東京に作ろうという動きがありました。それが「ターンテーブル」という名前になって、今年2月4日に完成しました。

「ターンテーブル」は東京都渋谷区神泉町にできた、日本初のオーベルジュ型(宿泊施設を備えたレストラン併設の)アンテナショップ。徳島の食材を販売する店舗、レストラン・バーなどに加え、最大64名の宿泊設備がある。

ホウドウキョク:
ちなみに、知事の任期の長さを比べると東京都の完敗だが、そこはアピールしないのか…?

担当者:
…我々としては何も言えません。

「vs東京」が始まった2014年以降、東京都知事には舛添氏(2014~2016)と小池氏(2016~現在)が就任。一方、飯泉徳島県知事は2003年から現在も在職中である。