ゲームはオタクの遊び? 大学生をプロ認定「五輪に出たい」

闘会議2018でeスポーツのプロライセンス獲得

カテゴリ:暮らし

  • 「パズドラ」で日本初のプロライセンスが授与された。
  • 優勝した大学生は「ゲームで生計が立てられるなら考えたい」とのこと。 
  • 日本eスポーツ連合は「ゲームの地位向上に協力したい」と意気込み。

プロスポーツ観戦さながら

プロゲーマーが誕生する日本初のイベントと謳う「闘会議2018」。

2月10日の初日には、スマホゲームとして人気の「パズドラ」による大会が開かれた。

パズドラは「パズル&ドラゴン」の略。育てたモンスターを使って、パズルで相手を攻撃するゲームで、スピードや戦略性などが求められる。

このゲームで3位までの上位に入ればプロのライセンスが付与されるということで、予選には約20万人が参加。その中から勝ち抜いたメンバーによる決勝大会が行なわれた。

パズドラチャレンジカップ闘会議2018

大勢の観客が見守る中、勝ち抜き戦で進行。観衆は大型モニターに映される対戦を見ながら、プロスポーツ観戦さながらに一喜一憂していた。

優勝したのは大学生のスー☆選手。2位と3位のふたりとともに、プロライセンスの授与が決定した。

スー☆選手(中央)

優勝選手インタビュー

――今後、プロとして賞金なども稼げるが、どうしていきたい?

あんまりそこまで考えたことはないんですけど、そうなって大きな大会で自分が活躍したり、賞金をとったりできるのであれば、頑張りたいです。
 

――ゲームで生計を立てることもありえる?

プロになって、金銭的な面でもいけるようなのであれば、それも考えるかもしれませんが、今のところわかりません。
 

――普段は何をしている?

僕はいま大学生なんですが、バイトしたり、色々お金を貯めたりしてゲームに使ったり、空いた時間にゲームをしたりしています。今までは、ただ好きなゲームをしていただけで、バイトして、勉強して、友達と遊んで、ゲームして、みたいな生活の一部にあります。
 

――賞金でやっていけると思う?

そうなればうれしいです。プロになって、賞金で生活できるようになるのであれば、そっちの道にいくかもしれないです。

――プロとして生活していくには、何が必要だと思う?

今なったばかりであまりわからないですが、素人考えで言わせていただくと、今までは自分でやりたい時に楽しくゲームをやっていたんですが、そういうのがちょっと変わっていくのかなと。
 

――プロだと、ファンがいて、試合を見て喜ぶ。それについて、どう考える?

注目されるのは好きなので、ちょっと嬉しいですね。

――eスポーツは、パリ五輪に採用される機運も高まっていますが…、

へぇ~。


――(笑)。スポーツの大会で代表になるかもしれない可能性についてどのように考える?

どのように、ですか?いま言われて、そういうのもあるんだ、という感じで、考えたことがないんですけど、どんなレベルの大きなところに、ゲームで行けるというのはすごくいいことだと思います。あまり考えたことはないですけど、出られるんであれば出たいです。
 

――今後、成長していくためには何が必要?

やっぱりひとりでゲームをしていてもつまらないので、一緒に競って楽しくワイワイできるようなレベルの仲間がいると嬉しいです。


――ゲーム業界がどう変わるという期待がある?

いままで自分たちが遊びでやっていたゲームがスポーツ化されて、プロとかができて発展していくというのは、すごく嬉しいですし、自分が好きてやっていた趣味が仕事といったらまだあれですが、そういう風にできるのはすごくいいと思います。

「ゲームなんて、オタクのやる遊びだ」と思っている人もいると思うんで、ゲームに興味がない人ややったことない人も見て、「こんな面白いものがあるんだ」とわかってくれたらいいなと思います。

ゲームの地位向上は…

反射神経、洞察力、推測力、どれも評価されるべき

大会を見守っていた日本eスポーツ連合の平方彰専務理事は「選手たちは輝いていた」と評価した上で、ホウドウキョクに対して次のように意気込みを語った。

「ゲーマーは地位が低いですよね。でも、大会を見ればわかるように、反射神経、洞察力、推測力、どれも評価されるべきです。マインドスポーツとして、アスリートと呼べるものです。私たちは、そういう地位向上に協力したいと思っています」

今回のパズドラでプロライセンスを得た3人以外にも、今後、プロとして認定する人数やゲームの種類を増やしていく予定だという。

ゲームそのものの地位向上にもつながるのか、注目される。

niconico/Gzブレイン/JeSU