スタバが小江戸にオープン! 和風にしたら、こうなった

19日にオープンした「川越鐘つき通り店」

カテゴリ:話題

  • 川越の「町づくり規範」を尊重
  • 外装には杉を使用、店内には日本庭園がある
  • 「町づくり規範」の目的は衰退した商店街の活性化

スターバックスコーヒージャパンは19日、川越の蔵造りの街並みに合わせた店舗「川越鐘つき通り店」をオープンした。

蔵造りの街並みに馴染んだ外観で店内には日本庭園もあるという。
なぜ、こういったデザインの店舗をつくることになったのか?

スターバックスコーヒージャパンの広報担当者に話を聞いた。

川越の「町づくり規範」を尊重

ーー川越の蔵造りの街並みに合わせた店舗をつくったのはなぜ?

川越伝統的建造物群保存地区にあり、住民の方が町づくりの自主協定として「町づくり規範」を定められ、そちらを尊重し、規範にのっとった店舗設計、建築といたしました。

外装には杉を使用、店内には日本庭園がある

ーー内装・外観の特徴は?

川越の伝統的な街並みを尊重したデザインになっています。

外装の木材には埼玉県産の杉材を使用、お客様をお迎えするバーは川越の蔵で使用される江戸黒漆喰や白漆喰をイメージした素材としました。

また、川越で江戸時代から愛されてきた織物「川越唐桟」をベンチシートに用いるなど、地域とのつながりを意識し、川越のエッセンスを加え、この店舗だけの特別な空間になっています。

店内中央には中庭を、店舗奥には緑豊かな庭やテラス席もご用意し、季節毎に変化していく自然の風景をコーヒーと共に楽しめます。

ーーこの店舗限定のメニューはある?

ございません。

ーー「川越鐘つき通り店」について、お客さんの反応は?

「川越の町並みにあっている」「庭がきれい」「楽しみにしていた」と喜んでいただいております。

ーー今後、街並みに合わせた店舗を増やしていく予定は?

今現在、お伝えできる事項はございません。

川越町並み委員会の「町づくり規範」とは

「川越鐘つき通り店」をデザインするうえで、スターバックスが尊重したのが川越町並み委員会の「町づくり規範」。この「町づくり規範」とは何なのか?

川越市 都市計画部 都市景観課 歴史都市整備担当の担当者に聞いた。

ーー川越町並み委員会の「町づくり規範」って何?

川越町並み委員会は、昭和62年に、川越一番街商業協同組合、自治会、学識経験者、地元有識者などによって発足したものです。

この委員会が地域の町づくりのルールとしてつくったのが「町づくり規範」で、67項目のルールがあります。

ーーなぜ、このようなルールを作った?

衰退した一番街商店街の活性化、町並みの保全、住みやすい住環境の形成が目的です。

ーールールが適用される場所は?

一番街を含む、「重要伝統的建造物群保存地区」です。

ーールール、具体的にはどのようなものがある?

1~40は「都市」に関わるルール、41~67が「建築」に関するルールが書かれています。

たとえば、41項目めは「建物は一体でなく棟に分けて」。土地をすべて使って建物を建てるのではなく、「店舗」「住居」「中庭」などと棟を分けるルールです。

「スターバックスコーヒー川越鐘つき通り店」は、町並みに調和させるともに中庭を設けるなどして、ルールに沿ってくれています。

その他には、42項目めの「高さは周囲を見て決める」。
基本、町家は2階建てで、地区内は高くても3階が限度としているので、建物はその高さに合わせるというルールなどがあります。