トランプのホワイトハウスは手のかかる「大人の介護センター」

トランプ大統領の軽挙妄動をフジテレビ風間晋解説委員が分析

カテゴリ:話題

  • 有力上院議員と、言った言わないで大喧嘩のトランプ流
  • 上院で3人に離反されたら税制改革はアウト!
  • ≪アメリカを救う三銃士≫の我慢はいつまで続く?

ホワイトハウスは手のかかる「大人の介護センター」

事の発端は、またしてもトランプ大統領のツイート。8日、日曜日の朝、共和党の上院議員で外交委員長のボブ・コーカー氏が、来年の選挙には出ないと決めたことを大統領が非難。「私の支持を懇願してきたが『ノー』と断ったので、出馬をやめた」「ガッツがない奴だ」などとこき下ろした。

これに対してコーカー議員もツイッターで反論。「大統領の方が『君を支持するから出馬してくれ』と言ってきた」「大統領のでたらめなツイートは手におえない」「今のホワイトハウスは手のかかる大人の介護センターのようだ。日曜朝には介護士がいなかったのであのツイートが出たのだろう」などと痛烈に批判した。

この2人、一緒にゴルフをする仲なのだが、こう言った言ってないの争いは、FBI長官をクビにしたコミー氏とのサシの会談を巡る騒動と同じだ。

上院で3人に離反されたら税制改革はアウト!

そもそもトランプ大統領にとって、今は共和党上院議員と喧嘩している場合ではない。

5日に議会下院が2018会計年度の予算決議案を可決したので、上院でも可決できれば、看板政策のトランプ税制改革が実現する可能性が相当高まる。予算決議の中に「財政調整プロセス」を盛り込むことで、税制改革を審議する際に野党民主党のフィリバスターを封印できるからだ。そのためには、是が非でも予算決議案を通さなければならない。

上院共和党は過半数を2議席超えているだけなので、3人が離反したらトランプ税制改革は夢と消える。そんな大事な時に有力議員と大喧嘩なんて、軽挙妄動としか言いようがない。

≪アメリカを救う三銃士≫の我慢はいつまで続く?

コーカー議員は、同じ8日、ニューヨークタイムズとのインタビューで「『大人の介護センター』では、トランプ大統領が足を踏み外さないように毎日世話が大変なんだ」と指摘。

「リアリティーショー気分が抜けない大統領の不用意な脅しは、”第三次世界大戦”へと発展しかねない危ういものだが、ティラーソン国務長官、マティス国防長官、ケリー首席補佐官の3人が大統領の最悪の衝動を抑え込んでくれている」と評価。

やっぱりそれが現実なんだと納得したが、先日も国務長官が大統領にキレそうだったという報道があったばかり。
≪アメリカを救う三銃士≫の我慢がいつまで続いてくれるのか、目が離せない。

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