「頭の弱い××野郎!?」米国務長官がトランプ大統領を批判?

ティラーソン国務長官の辞任は時間の問題で年内には辞める?

カテゴリ:話題

  • ティラーソンはトランプを“a f**king moron”とこき下ろした!?
  • トランプは“IQを比べよう”と大人気ない反撃
  • 北朝鮮問題ではマティス国防長官発言に注目しよう!

国務長官がトランプ大統領を“moron”とこき下ろす

北朝鮮情勢が緊迫の一途という現状で、一体何をやっているのか?トランプ大統領の舵取りと常識を改めて疑わざるを得ない事態が、またもワシントンで発生している。
アメリカ外交を担うティラーソン国務長官との不仲は、今や修復不可能とさえ言われているのだ。

事の発端は、アメリカのNBCニュースの報道らしい。
外交政策を議題にした会合の場でのトランプ大統領の発言に呆れ果て、ティラーソン国務長官が、後日、別の会議の席で、大統領を”moron”とこき下ろしたというのである。
どうやら根も葉もない話ではなかったらしく、その後、各社が追随、不仲が公然と取りざたされるようになったのである。

日本でも転電されたが、”moron”は“能無し”“馬鹿”などと訳されている。
が、そのニュアンスはもっと侮蔑的なようだ。
日本語にも、より的確であろう訳語が存在するが、筆者が使用可能な用語の限界を越えるようなので、これは控える。

本当はもっと下品な言葉でこき下ろしていた?

だが、本当にティラーソン国務長官は、現職の合衆国大統領を”moron”とこき下ろしたのか?

公式に認めた者は居ないので、確認されたものではない、ということを、まず、お断りしておく。が、知り合いの外交官やアメリカ政府関係者に訊いて回ったところでは、実際はもっと酷かったらしい。それが、この拙文のタイトルにした“頭の弱い××野郎”である。英語では“a
f**king moron”。

アメリカ人だけではないが、彼らはしばしば下品と言われる罵り言葉を気安く使う。だから、それ程、気にすべきでは無いのかも知れない。が、それにしても、これは相当酷い。現職の国務長官が、会議の場で口にする言葉ではない。
つまり、トランプ大統領の発言に、心底呆れ返ったということなのである。

トランプ大統領のどんな発言が問題だったのか?
実は、こちらの詳細も伝わっていない。
ただ、アフガニスタン政策に関連する発言だったと聞いている。

一連の”moron”報道を受けティラーソン長官は、今月4日、予定外の会見を開き「大統領は賢い人だ。」などと釈明することになった。だが、この会見でも”moron”発言自体は明確に否定せず、かえって耳目を集める結果になった。

一方、ティラーソン長官のこの会見の前の週、北朝鮮との対話を目指すのは「時間の無駄」とトランプ大統領がツイートし、国務省の対応を公然と批判したのは既報の通り。
10日発売の「フォーブス」のインタビューでは、「(ティラーソン長官が自分を“moron”呼ばわりしたと言う)報道はフェイク・ニュースだと思う。もしも、彼がそう呼んだのなら、IQテストの結果を比べてみる必要がある。どちらが勝つか、私には判る。」と、トランプ大統領は、またもや情け無いほど大人気ないパンチを繰り出した。
その後の、ホワイトハウスの定例記者会見で、サーダース報道官は「(大統領のIQ発言はジョーク。」「(大統領はティラーソン長官を)100%信頼している。」などと火消しに終れる羽目になっている。

このご時勢に、トランプ大統領は一体何をやっているのか?
まさに呆れるしかない。

このため、ティラーソン国務長官の辞任は時間の問題で、大統領のアジア歴訪が終った後、年内には辞めるだろうという憶測が、ワシントンでは、今まことしやかに囁かれている。後任にはヘイリー国連大使の名前なども取り沙汰されているそうだ。

実際には辞任不可避かどうか不明である。今国務長官に辞められては、アメリカが困るし、自分も困るのはいくらトランプ大統領でも判る筈である。

国務長官より国防長官の言葉に注目すべき?

こうなっては北朝鮮問題に関することは、時折発信されるマティス国防長官の言葉に注目するのが良いかもしれない。

マティス長官は9日、ワシントンでの講演の後、質疑で「軍事的な選択肢をきちんと準備しておかねばならない。」と述べる一方「(北朝鮮が核開発を)断念するよう、外交と制裁で裏打ちされた取り組みが進行中」旨と述べ、軍事力行使ではない方法で圧力をかけ続けることになると説明した、報じられている。

いざという時の備えはきちんとするし、圧力は掛けるが、アメリカ軍が武力を行使する状況ではないということを明確にしたと見るのが自然である。
ただし念のため申し添えるが、様々な圧力を掛け続けるのは極めて重要である。
何をやっても許されると北朝鮮の指導部が勘違いするのが一番危険だからである。

アメリカの軍と外交当局は、二人三脚でやるべきことをきちんとやっていると評価できる。しかし残念なことに、これを引っ掻き回しているのは、トランプ大統領なのである。

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