北朝鮮が白昼堂々またもや「瀬取り」国連制裁違反が止まらない

米国務省「米韓合同演習を再開しないと考える理由は何もない」

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  • 16日昼、上海近くの公海上で北朝鮮船籍のタンカーが、所属不明の小型船に横付けしている模様を確認
  • 国連経済制裁違反となる「瀬取り」を行っていたとみられるホースも確認
  • 平昌五輪開催中に、北朝鮮の物資補給が止まらない

16日昼、海上自衛隊・舞鶴基地の第14護衛隊所属「せんだい」及び鹿屋基地の第1航空群所属「P-3C」哨戒機が撮影した写真(タイトル写真)を見ると、北朝鮮船籍タンカー「Yu Jong 2号」と「闽宁德油(びんねいとくゆ)078」との表示がある小型船舶が、横付けしているのが分かる。
外務省によると、「ビンネイトクユ」とは「福建 寧徳市 油槽船」を意味するとのこと。

20日夜、外務省は北朝鮮船籍のタンカーに、船籍不明の小型船が横付けし、洋上での積み替えによる密輸を行っていたとみられる為、国連安全保障理事会・北朝鮮制裁委員会に通報するとの発表をした。
場所は上海の東およそ250km沖合の東シナ海の公海上とのことだ。

2隻がホースで接続している写真(参照:上写真)も撮影されており、国連安全保障理事会決議で禁止されている「瀬取り」といわれる密輸を実施していたことが強く疑われる。

前回、政府が北朝鮮による「瀬取り」を発表したのは今月14日なので、わずか1週間足らずで今回の密輸を強行したことになる。
現在、韓国・平昌で開催されているオリンピックの陰に隠れて物資補給をするわけではなく、昼間に行っているため、隠れもせずに堂々と密輸を行っていることになる。

また、米国務省のナウアート報道官は20日、記者会見で「米韓合同軍事演習を再開しないと考える理由は何もない」と述べ、合同軍事演習をパラリンピック閉幕後に、計画通り実施すると表明した。

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