熊本地震の本震から3年 避難を経験し畳を被災地へ

カテゴリ:地域

熊本地震の本震から16日で3年を迎え、被災地では祈りがささげられた。

福島県内から熊本県への支援に携わってきた人たちも、特別な思いで16日を迎えている。

自らも東日本大震災で避難を経験し、避難先で受けた恩を返そうと、熊本地震の被災地へ向かった人もいた。

南相馬市の中島三喜さんは、この道54年の畳職人。

東日本大震災のあとは、県外への避難を経験した。

中島畳内装・中島さんは「避難先の人が、親切に自分の身になって助けていただいたのが、温かく感じた。熊本地震が起きたときには、『恩返しをしなければならない』と」と話した。

熊本地震の発生後、中島さんが理事長を務める県の畳工業組合は畳500枚を被災地に贈ることを決定。

トラックで熊本・嘉島町まで届けた。

中島さんは、「建物は、半壊・全壊しているところもあった。東日本大震災と同じような状態だった。自分のことのように思い出した」と話した。

畳を届けたのは、避難所となっていた体育館。

避難者が休めるよう、床に敷かれた。

中島さんが使う畳の材料のイグサは、熊本県で生産されたもの。

地震から3年がたった今も、遠く離れた被災地への思いは持ち続けている。

中島さんは、「震災後、復興に向けて頑張っているけど、同じくめげずに、頑張っていってもらいたい」と話した。