成人の日 1万2,373人 大人に 震災犠牲の友人遺影と成人式

14日は、「成人の日」。

岩手県内では2018年度、1万2,373人が成人となり、全ての市町村で13日までに、成人式が行われた。

大人の仲間入りを果たした新成人たちに、夢や決意を聞いた。

盛岡市では、2,817人が成人式を迎えた。

新成人は、「これからも仕事頑張って、立派なかっこいい大人になりたい。みんなから頼られて、あの人みたいになりたいと思える大人になりたい」、「自立した大人になれるように頑張りたい」、「若さが取りえだと思っているので、そこを生かして何事にも挑戦したり、チャレンジできる大人になりたい」、「落ち着いた上品な大人になって、プライベートも仕事も充実させたい」、「友達と、お酒を楽しめるようになりたい」などと話した。

一方、沿岸の大船渡市では、新成人422人が式に参加した。

新成人は、「一生に一度のイベントだし、久しぶりに会えた友達もいるので良かった」、「今まではいろんな人にお世話になったので、今度は自分が恩返しできるような大人になりたい」、「(東日本大震災)当時と街とかも変わってきて、復興が進んでいるので、自分も何か(今は)盛岡ですけれど、関われたらいいと思う」などと話した。

そして新成人の中には、小学6年の時に経験した東日本大震災で失った友人の遺影と一緒に、式に参加する女性の姿があった。

岩手医大看護学部に通う、田中彩絵美さん。

一緒に成人を迎えるはずだった松原啓太さんとの思い出とともに出席した。

田中さんは「一緒に迎えたかったなというのが、すごく悔しいなと思うけれど、こういう形でも一緒に参加できたので良かった」、「啓太君は、いつも前向きな言葉しか言わないので、たぶん(晴れ着姿)かわいいねと褒めてくれていたと思う。啓太君が亡くなったという経験もあって、看護師を目指しているので、患者さんの気持ちに寄り添えるような看護師になりたい」と話した。

新成人たちは、ふるさとへの思いや、これまで関わってきた人への感謝の気持ちを胸に、大人への1歩を踏み出した。