「岩出山凍り豆腐」GI登録 生産者、現在わずか5軒

仙台放送 カテゴリ:地域

地域の優れた食材に、国が、ブランドとしてのお墨付きを与える、「地理的表示保護制度(GI)」に、宮城・大崎市の「岩出山凍り豆腐」が認定され、7日、登録証が授与された。

7日、農林水産省で行われた授与式で、「JAいわでやま」の鈴木組合長に、登録証が手渡された。

GIは、長年、地域に培われた特別な生産方法などを、国が知的財産として認め、保護する制度で、県内では、「みやぎサーモン」に続いて2例目。

今回、GI登録された大崎市の「岩出山凍り豆腐」は、江戸時代から170年以上受け継がれる製法を守り、今なお、鍋や煮物の食材として親しまれていることが評価された。

凍り豆腐を作って70年以上になる、中森 徹さん(83)。

昔ながらの自然乾燥にこだわり、伝統の味を守ってきた。

中森さんは、「いいことですね。すばらしいことですよ」と話した。

一般的な高野豆腐との違いは、製造過程で“二度”凍らせること。

冬の寒気にさらした凍り豆腐を眺めるのが、中森さんは何よりの楽しみだという。

中森さんは、「天気が良くて、風が少ない日はいい。腰かけて眺めてますよ。苦労もありますけど、楽しみなこともあります。お客さんが喜んで買ってくれますからね」と話した。

一方、地元の販売者たちも、GIの効果に期待を寄せる。

JAいわでやま・藤嶋信治さんは、「ひと手間ふた手間、全部手作りで作っているので、全国の皆さんに、値段は少々高めだけど、食べてほしいと思う」と話した。

かつては100軒以上いた生産者は、現在、わずか5軒。

GI登録をきっかけに、岩出山凍り豆腐の伝統をいかに守り続けるか。

地域の取り組みが期待されている。