新型コロナウイルスの感染予防のため始まった学校の臨時休校。そして、春休みへ。
休みが続く中、さまざまな工夫をして子どもたちは家の中で過ごしていることでしょう。
そこで、普段の小学校や中学校の勉強でもなじみ深い、簡単な発想で解くことができる“脳トレ”を全5回で企画。
もちろん、なかなか解けない場合はリモートワークをしている親たちに相談してみてください!
大人たちはシンプル過ぎて深く考えてしまったり、難しく考えてしまったり…余計な脳力を使っていることに気づくかもしれません。
■問題1■
右下の【?】に当てはまる数字はA~Fのうちのどれでしょう?
この記事の画像(8枚)■解答■
答えは【D】です。
タテの列に注目!上から3つの数をかけると一番下の数になります。
2×4×4=32
5×5×2=50
2×1×2=4
したがって、一番右側の列は2×3×4=24となり【D】が正解となります。
■解説■
数字の表を見た時に、一番下の数字が大きいということに気づけると、すぐにわかる問題です。すぐに分かったあなたは、なかなかの観察力を持っていると思います。
このように、ちょっと注意力を働かせれば、大きなヒントに気づくことのできる問題は多いです。大切なのは、記憶を頼りに何かを考えるのではなく、目の前にあるものを冷静かつ客観的に見つめることです。
■問題2■
つぎのA~Fのうち、【?】にあてはまるタイルはどれでしょう。
■解答■
答えは【D】です。
内側と外側の数をかけるとすべて48になります。
6×【?】=48となるため、【?】には8が当てはまり、Dが正解です。
■解説■
法則自体は非常にシンプルですが、2ケタの数字が出てくると、一気にとっつきにくくなる傾向があります。
しかし、この問題も内側の数字と外側の数字の法則性に気づくことができればすぐに解くことができます。
大切なのは、ぱっと見の大変さに気後れしないことです。
■問題3■
下の3つのてんびんのうち、1つ目と2つ目はつりあっています。
3つ目のてんびんをつりあわせるには、A~Fのどれを乗せたらよいでしょうか。
■解答■
答えは【C】です。
一番下のてんびんの左側は★が5つで、1つ目と2つ目の和になっているので、右側に乗せるものもそれぞれつりあっているものを合算したものを乗せるとつりあいます。
■解説■
数字で書かれているものであれば、スラスラ解けるような簡単な問題でも、こういった図形に置き換えた抽象的な問題になると、一瞬、手が止まってしまうことは少なくありません。
頭を柔らかくできるかがポイントです!
この“脳トレ”は、人口の上位2%(IQ148以上)の人だけが加入できる高IQ団体「MENSA」の会員である関口智弘さんが考えたもの。あなたの“脳力”は鍛えられましたか?
https://yomitai.jp/book/puzzle/
【大人も子どもも“脳トレ”】
第1回:「?」に入るのはなんでしょう…?
第2回:空白に入るのはなんでしょう?
(イラスト:さいとうひさし)