千葉ロッテは10日、昨季限りで阪神を退団し、自由契約となっていた鳥谷敬内野手（38）を獲得したと発表した。背番号は「00」｡1年契約で年俸は1軍最低保証額の1600万円（金額は推定）。鳥谷は現役続行を希望していたが、これまで移籍先が決まらず去就が注目されていた。
鳥谷は球団を通じ、「千葉ロッテマリーンズの一員となれることをうれしく思います。今は感謝の気持ちしかありません。とにかくチームの優勝に少しでも貢献できるように、精一杯プレーさせて頂きます」とコメントを寄せた。
ロッテはこのオフ、FAでソフトバンクから福田秀平外野手(31)、楽天から美馬学投手(33)を獲得するなど大型補強に成功。ドラフトでも“令和の怪物”こと大船渡高校の佐々木朗希投手を獲得など、注目を集めている。一方で、鈴木大地内野手(30)がFA権を行使して楽天に移籍したこともあり、内野の層を厚くしたいチームの思惑と一致。また、鳥谷は井口資仁監督(45）の現役時代にと自主トレを一緒に行っていた旧知の間柄でもある。
鳥谷は早稲田大学から2003年に阪神に入団。遊撃手のポジションに定着し、ゴールデングラブ賞を4回受賞。2017年には2000安打を達成し、これまで通算2085安打を誇るベテランが新天地でプロ17年目のシーズンに臨む。
（フジテレビ・加藤忍）
